大谷翔平、過去2発の好相性右腕に無安打で3の0 エンゼルスは“2番手投手”が7回2/3力投も実らず
2019/08/03
Getty Images
第2打席で二、三塁の好機も二ゴロ
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が2日(日本時間3日)、敵地プログレッシブ・フィールドでのクリーブランド・インディアンス戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、3打数無安打1四球だった。
大谷は自身の休養日とチームの試合がない日を挟んで7月30日(同31日)以来となる先発出場。この日は今季初対戦となるインディアンス戦だった。
インディアンス戦はデビュー年の昨季5試合に出場し22打数11安打、打率.500、4本塁打と好相性の大谷だが、この日のインディアンス先発の右腕マイク・クレビンジャー投手に対しても3打数2安打(2本塁打)と当たっているだけに、7月27日(同28日)以来となる一発の期待もかかった。
エンゼルスは初回、1死から2番マイク・トラウト外野手の第36号ソロ本塁打で1点を先制。続く大谷は1球もストライクを見ることなくストレートの四球で出塁する。しかし、4番ジャスティン・アプトン外野手の三振の際に盗塁を仕掛けるも失敗。併殺となって追加点を挙げることはできなかった。
直後の守りで、エンゼルスは「オープナー」として登板したテイラー・コール投手が炎上。先頭から四球と安打を許しピンチを招くと、カルロス・サンタナ内野手に同点適時打、ヤシエル・プイーグ外野手に逆転適時打を浴びるなど1回持たず一挙4失点を喫した。
続く2回は、初回1死から2番手として登板したディロン・ピーターズ投手が犠飛と適時打を浴び2失点。エンゼルスは序盤で1-6と大きなビハインドを追う苦しい展開となった。
大谷は3回、2死二、三塁のチャンスで第2打席を迎えるも、クレビンジャーに対してカウント2-1から外角87.9マイル(約141キロ)のチェンジアップを打ち損じ二ゴロ。反撃の得点はならなかった。
攻守に流れの悪いエンゼルスは、3回にもインディアンスの8番ロバート・ペレス捕手に特大のソロ本塁打を浴び1-7とさらに点差を広げられる。
ここまで2打席無安打の大谷は、6回の第3打席はフルカウントから内角やや高め95マイル(約153キロ)のフォーシームを打ち上げ左飛。好相性のクレビンジャーに対してこの日は2打数無安打1四球と快音は響かなかった。
エンゼルスは、ピーターズが4回以降は復調し6回まで3イニング連続で無失点。試合は1-7のまま終盤7回を迎える。ここまでクレビンジャーに対して苦戦する打線は、先頭のコール・カルフーン外野手が四球、続くアルバート・プホルス内野手の中前安打などで1死二、三塁。ここでクレビンジャーに代わって登板したニック・グッディ投手に対してもルイス・レンヒフォ内野手が四球を選び満塁の絶好機を作った。
しかし、エンゼルスはこのチャンスを生かしきれない。代打マット・サイス内野手を打席に送るも遊飛。2アウトとなって1番のデビッド・フレッチャー内野手に託されたが、フレッチャーも空振り三振に倒れ無得点に終わった。
大谷の第4打席は8回、先頭の2番トラウトが四球で歩き無死一塁の場面だったが、インディアンス3番手の左腕オリバー・ペレス投手に対してカウント2-2から低め93.5マイル(約150キロ)のシンカーに見逃し三振。この日は3打数無安打1四球で2試合ぶりの無安打となり、打率は試合前の.292から.288に下がった。
エンゼルスは4回以降無失点に抑えていたピーターズが結局8回まで5イニング連続無失点とするなど、試合を通じて7回2/3を3失点と力投。しかし、味方打線は2回から8回まで無得点と振るわず。9回にタイスが2点適時打を放つも3-7の完敗で2連敗となり、今季56勝55敗で貯金は「1」となっている。