ドジャース・柳賢振、首痛で10日間負傷者リスト入りへ 防御率1.53、サイ・ヤング最有力候補
2019/08/03
ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振投手が首の左の痛みを訴え、10日間の負傷者リスト(IL)入りすることが決まった。症状は重くないということだが、シーズン終盤に向け大事を取っての措置となりそうだ。公式サイト『MLB.com』が2日(日本時間3日)、伝えた。
柳はメジャー初年度、2年目と14勝を挙げた先発左腕。昨季も離脱を経験しながら、15試合で防御率1.97と抜群の安定感をみせていた。故障による離脱が多く、健康面の問題さえクリアすればエース格という存在だった。
ケガが癒え、エース格として期待がかかった今季は、21試合登板、135回1/3を投げて防御率1.53(MLB先発唯一の1点台)、11勝2敗、奪三振117、与四球わずか16。抜群の制球力を武器に、期待をさらに上回る活躍を見せていた。
1日(日本時間2日)のコロラド・ロッキーズ戦にも先発登板し、6回を被安打3、与四球1で無失点。「打高」とされる球場をものともせず好投を見せた。
しかし、柳は首の左部分に痛みを覚えて負傷者リスト入りが決定。だが症状は重いものではなく、デーブ・ロバーツ監督も「大きな問題ではない」とコメント。オールスター・ゲームでも先発登板した左腕の先発を一度回避させ、休養させることを表明した。
今季のサイ・ヤング賞レースはジャスティン・バーランダー投手、マックス・シャーザー投手やゲリット・コール投手らも候補として名を連ねる。その中で柳は2位の2.37に圧倒的な差をつけて防御率部門をリード。強力ドジャース打線をバックに勝ち星も伸びており、有力候補となっている。
大事に至らず、ポストシーズンまで大車輪の活躍となるだろうか。予定通りの早期復帰が望まれる。