エンゼルス、復帰即活躍のルクロイを“戦力外” アストロズ戦で重傷→アストロズから獲得の選手を登録
2019/08/03
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指揮官は非情通告に苦悩「楽しいものではない」
ロサンゼルス・エンゼルスのジョナサン・ルクロイ捕手が2日(日本時間3日)、40人のロースター枠から外されるDFAの措置を取られ、事実上の“戦力外”となった。
ルクロイはメジャー10年目の今季からエンゼルスに加入した33歳。正捕手として開幕から出場していたが、7月7日(同8日)のヒューストン・アストロズ戦でジェイク・マリズニック外野手とのクロスプレーにより脳震盪と鼻骨骨折の重傷を負って負傷者リスト(IL)入りとなった。
今季は負傷者リスト入りする前まで73試合に出場して打率.237、7本塁打、30打点の成績。一部の米メディアではトレード候補となっているという報道もされたが、7月31日(同8月1日)に25人枠のアクティブロースターに復帰して、その日の試合で二塁打1本を含む4打数2安打の活躍を見せていた。
しかし8月に入ってすぐとなるこの日、球団からDFAが告げられロースター40人枠から外される非情の“戦力外”。エンゼルスはこれに伴い、7月31日(同8月1日)にアストロズからトレードで獲得したマックス・スタッシ捕手をアクティブロースターに登録した。28歳のスタッシは今季アストロズで31試合に出場し、打率.167、1本塁打、3打点の成績だった。
米公式サイト『MLB.com』によれば、エンゼルスのブラッド・オースマス監督はルクロイのDFAについて「好きな仲間に悪い知らせをしなければいけないのは、楽しいものではない」とコメント。「今日だけではなく、未来も見据えてのもの」と来シーズン以降へ向けた戦力調整という姿勢を明らかにした。