大谷翔平は無安打2三振 ”ジャスティンじゃない方のビーバー”が完投勝利、ジャスティン・ビーバー本人は「特別なつながりを感じる」
2019/08/05
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ロサンゼルス・エンゼルスは4日(日本時間5日)、敵地でクリーブランド・インディアンスと対戦した。大谷翔平投手は「3番・指名打者」で先発出場したが、4打数無安打2三振に終わった。インディアンスは”ジャスティンじゃない方のビーバー”の愛称で親しまれるシェーン・ビーバー投手が完投勝利、人気歌手のジャスティン・ビーバー氏もツイッター上で反応した。
大谷の第1打席は1回表2死無走者。直球とナックルカーブで追い込まれると、最後は足元に沈んでくるスライダーに空振り三振を喫した。第2打席は0-2とビハインドで迎えた4回表、1死二塁と反撃のチャンス。初球は低めのスライダーに手が出て空振り、2球目は自打球を当てて追い込まれた。3球目は見極めてボール、4球目をさばいた遊ゴロは進塁打となり、続くアルバート・プホルス内野手の適時打を呼び込んだ。
第3打席も2死二塁のチャンスも、2球目を打って二ゴロ。第4打席は9回1死無走者から、直球を見逃しストライク、チェンジアップをファウルとして追い込まれると1球ボールを挟んで最後は外角の直球に見逃し三振に倒れた。
4打席とも低めの変化球や正確に制球された直球に苦しんだ大谷は、無安打で2三振。打率は.287となった。
インディアンス先発のビーバーは鋭い変化球を低めに、威力のある直球を高めにきっちり制球し、凡打の山を築いた。要所での奪三振、味方の好守も光り、9回を被安打5、被本塁打1、与四球0、奪三振8で2失点(自責点2)の完投勝利。今季11勝目をあげた。この日の107球のうち実に76球がストライクだった。
ビーバーといえば、ニックネームを背名前に入れてプレーするイベント時に”Not Justin”(ジャスティンじゃない)と入れるなど、人気歌手のジャスティン・ビーバー氏を意識した愛称で人気を博する先発右腕。自身のトレーディングカードを紹介したツイッターの投稿をビーバー氏が引用して「僕たちの間には特別なつながりがあるように感じる」とコメントしたことも話題を呼んでいる。