前田健太、3回途中5失点も勝敗つかず ドジャースは先制→逆転許す→同点→勝ち越し→逆転許す→同点で最終回にドラマ!
2019/08/05
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ロサンゼルス・ドジャースは4日(日本時間5日)、本拠地でサンディエゴ・パドレスと対戦。前田健太が先発登板し、2回2/3を投げて被安打5、5失点(自責点5)と炎上して降板した。試合は壮絶なシーソーゲームとなり、最後はドジャースが11-10でサヨナラ勝ちを決めた。前田に勝敗はつかなかった。
先発の前田は初回、先頭を邪飛に打ち取ると、2番にはフルカウントからチェンジアップで空振り三振。3番マニー・マチャド内野手も投ゴロに抑え、無失点の立ち上がりをみせた。
2回も三ゴロ、見逃し三振、遊ゴロと危なげない投球で三者凡退。直球、チェンジアップ、スライダーでストライクを稼ぎ、失投なく切り抜けた。
しかし、前田は3回に捕まる。先頭に左翼線への二塁打を浴びると、その後は空振り三振を奪うも、クリス・パダック投手に中前適時打。新人王候補フェルナンド・タティス・ジュニア内野手は見逃し三振に斬るが、ここからパドレス打線が止まらなくなった。
中前安打、四球で作った満塁のピンチでエリック・ホズマー内野手に満塁本塁打を浴びて逆転を許した。続く打者にも安打を許したところで前田は降板となった。
しかし、先発のKOも意に介さないのがドジャース打線だ。4回裏には3点を奪って6-6の同点とすると、6回裏には1点を挙げて勝ち越しに成功。7回、8回に2点ずつ失ったものの、その裏には2点を返して9-10の2点ビハインドと猛追した。ドラマは最終回、9回裏の攻撃。マックス・マンシー内野手の2点適時二塁打でサヨナラ勝ちを収めた。
前田は2回2/3、61球(うちストライク39球)を投げて被安打5、被本塁打1、与四球1、奪三振4で5失点(自責点5)。勝敗はつかず7勝8敗のままながら、5月31日(日本時間6月1日)以来勝ち投手になっていない。層の厚いドジャース投手陣において、このままだとポストシーズンを見据えた中継ぎ起用という選択肢も現実味を帯びてくるかもしれない。