ヤンキース・セベリーノ、3月以来のブルペンに「想定よりずっと良い」 2、3週間以内に復帰登板へ!
2019/08/10
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ニューヨーク・ヤンキースのエース右腕ルイス・セベリーノ投手が、右肩腱板の炎症などの故障から復帰に向け、ブルペン入りを果たした。数週間以内の復帰登板が見込まれる。また、アーロン・ヒックス外野手、グレイバー・トーレス内野手らも近く復帰する可能性があるということだ。公式サイト『MLB.com』が9日(日本時間10日)、伝えた。
セベリーノは25歳の先発右腕で、昨年は19勝をあげたヤンキースのエース。今季も開幕からフル回転が期待されたが、3月に右肩を故障して戦線離脱していた。以来必死のリハビリを続け、9日(同10日)、遠征先のトロントでついにブルペンでの投球練習を解禁した。
アーロン・ブーン監督、ラリー・ロスチャイルド投手コーチが見守る中、チェンジアップ、スライダーを交えて23球を投じたセベリーノ。リラックスした様子で投げ込んだ後は、首脳陣と握手を交わして移動した。
『MLB.com』によれば、セベリーノは取材に答え、「想定していたよりもずっと良い。とても大きな出来事だ。長い、長い1年になっているが、ブルペン入りしたことでやっと準備ができたような気持ちでいる。数週間以内にはチームに貢献できると思うよ」と語った。
ブーン監督は「セベリーノはとても良い状態にあるように見えた」とし、「我々皆が待ち望んでいた日だ」と喜びをあらわにした。今後の復帰については、ブルペン投球、打撃投手、マイナー登板となる予定だが、場合によってはマイナーを経由せずに復帰する可能性もあるという。
また、屈筋の肉離れで離脱中のヒックスは、少なくとも今後5日間は野球の動作をする練習はさせない方針だという。腹痛のような症状で大事をとっているトーレスに関しては、今後の体調を観察しつつ、起用する可能性があるということだ。
さて、帰ってくるエースについて「2、3イニングを任せるという選択肢もある」として、終盤戦やポストシーズンでは戦力として計算したい思惑をのぞかせた指揮官。信頼感抜群のエースがどんな場面で戻ってくるだろうか。地区首位を独走するヤンキースから目が離せない。