エンゼルス・大谷翔平、術後8度目のブルペン「打者と対戦する段階になるだろう」 球速は131キロ
2019/08/11
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指揮官&GMら見守る中50球
来季の投手復帰を目指すロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が10日(日本時間11日)、敵地でのボストン・レッドソックス戦開幕前にブルペン入り。50球を投げ、術後経過の良好さを伺わせた。米公式サイト『MLB.com』が同日、伝えている。
8日(同9日)からチームはレッドソックスとの4連戦を迎え、敵地フェンウェイ・パークへ遠征。開場107年を迎える歴史ある球場で、大谷が今季8度目のブルペン入りを果たした。
エンゼルスのブラッド・オースマス監督、ビリー・エプラーGMが見守る中、大谷は捕手を立たせて10球、座らせて40球を熱投。今月6日(同7日)にもブルペンで計50球を投じていたが、今回も最後まで問題なく投げ切った。
この日の速球は82マイル(約131キロ)を記録。100マイル(約160キロ)まではまだまだ遠いが、昨年10月に受けた右肘の靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)後からは順調に回復しているようだ。
同メディアによると、大谷は水原通訳を通じて「試合のシチュエーションとは程遠く、まだまだ満足していないです。ですが、この段階ではとても上手くいっていると思います」とコメント。術後の経過に本人も納得しているようだ。
また、オースマス監督は大谷のブルペンを視察して「問題はない、(投球は)良かったよ」と述べており、エプラーGMも「打者と対戦する段階になるだろう」と今後の投球練習について述べ、首脳陣も大谷の状態の良さを確認している。
投手復帰へ向けて順調に強度を上げている大谷。フェンウェイ・パークでは二刀流の先人であるベーブ・ルース氏がプレーしたことでも知られているが、その地で二刀流復帰へまた一歩近付いた。来季の投手復活へますます期待が持てそうだ。