元NFL選手ティーボウ、指故障で今季絶望 来季プレー予定も…3Aの壁立ちはだかる
2019/08/11
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今月で32歳に
ニューヨーク・メッツ傘下マイナーでプレーするティム・ティーボウ外野手が指の故障によって今季絶望の見通しとなった。米メディア『CBS Sports』が10日(日本時間11日)、伝えている。
今季は自身初の3Aで開幕を迎えたティーボウ。2016年にプロアメリカンフットボール(NFL)からMLBへの挑戦を発表し、翌17年からマイナーリーグから経験を積んできたが、今季は夏場でシーズンを終えることになってしまった。
同メディアによると、3Aシラキュース・メッツの一員としてプレーしていたティーボウは先月に左手の小指を負傷。マイナーリーグのシーズン終了となる9月中までに復帰できる目処が立たず、今季絶望となった。なお、来季はプロ4年目のシーズンを迎える予定であることが分かっている。
ティーボウは昨季2Aで84試合に出場し、打率.273、6本塁打、36打点の成績。一見平凡な成績のように見えるが、野球転向2年目であること、プロ野球挑戦当初は選手としての実力不足を指摘されていたことを考えると、凄まじい成長ぶりを見せていた。
しかしプロ3年目、初の3Aとなった今季は77試合で打率.163、4本塁打、19打点。OPS(出塁率+長打率)は.495の成績。昨季までは徐々に結果を残していたものの、ここにきて大きな壁にぶつかっていた。
また、ティーボウは今月14日(同15日)で32歳を迎える。野球選手としては一般的に最盛期、もしくは最盛期から徐々に成績を落としていく年齢だが、来季も今季のようにマイナーで苦戦したままだと、年齢的にもメジャー昇格は厳しくなってくるかもしれない。
メッツは直近10戦9勝で8連勝。チームには新人王候補筆頭のピーター・アロンゾ内野手やジェフ・マクニール外野手らがおり、層も厚くなってきている。それだけにティーボウ昇格のチャンスは薄くなってはいるが、果たしてメジャーの舞台に上がることはできるだろうか。来季の奮起に期待だ。