カブス・ダルビッシュ有、7回無失点10奪三振で5勝目の権利! 試合は5点リードで最終盤へ
2019/08/16
Getty Images
シカゴ・カブスは15日(日本時間16日)、フィラデルフィア・フィリーズと対戦。ダルビッシュ有投手が先発登板し、7回まで10個の三振を奪うなど、圧巻の無失点投球を披露した。カブスは5点をリードしており、このまま勝利すればダルビッシュは今季5勝目となる。
初回のダルビッシュは空振り三振を奪うなど無失点。1死球を与えたものの、順調な立ち上がりを見せた。2回を3者凡退、3回はこの日初安打を許しながら4人でゼロに抑えた。4回は先頭のJ.T.リアルミュート捕手に二塁打を浴びながら、後続をきっちり断ち無失点。ピンチを切り抜けてみせた。
5回は1死から死球を与え、さらに安打で1死一、二塁のピンチを招いたが、ビクター・カラティーニ捕手が一塁走者をけん制で刺して2死。暴投をはさみ、三塁走者を背負ったものの、最後は二飛でこのピンチも無失点に抑えた。
ダルビッシュは6回、先頭のブライス・ハーパー外野手をカットボールで追い込んでからカーブで空振り三振。強打の2番からこの日2つ目の三振を奪った。2死から二塁打を浴びて得点圏に走者を背負うも、最後は気迫の見逃し三振でこの回も無失点で終えた。
6回まで83球のダルビッシュは7回も続投。左直、空振り三振と5球で2死を奪うと、最後も空振り三振で隙のない支配的な投球を見せた。これでこの日の奪三振は10個に到達し、今季3度目の二桁奪三振を記録した。
7回を投げ切り、代打を送られたダルビッシュは、この日7回92球(うちストライク65球)を投げて、被安打4、与四球0、与死球2、奪三振10で無失点。今季の防御率は4.21まで良化した。