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ダイヤモンドバックス、元日本ハム右腕トンキン獲得 平野佳寿ら故障離脱のブルペン陣救う存在へ

2019/08/20

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マイナー・独立リーグ経てメジャー復帰まであと一歩

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスは米独立リーグでプレーするマイク・トンキン投手と契約したことが分かった。背景には故障による投手陣の離脱が考えられている。米メディア『MLB TRADE ROMORS』が19日(日本時間20日)、伝えている。
 
 ダイヤモンドバックスのブルペン陣に新たな救援右腕が加わった。同メディアによると、米独立リーグのロングアイランド・ダックスでプレーしていたトンキンと契約。トンキンは3Aリノ・エーシズから調整となる模様だ。
 
 現在29歳トンキンは2013年にミネソタ・ツインズでメジャーデビュー。平均94マイル(約150キロ)の直球とスライダーなど多彩な変化球を武器に活躍し、16年には65登板を記録するなどブルペン陣を支えていた。
 
 昨季は北海道日本ハムファイターズでプレーし、53試合で12セーブ、20ホールドと活躍。今年1月にはテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んでアメリカ復帰となっていたが、その後はマイナー、米独立リーグと所属先を転々としていた。今季はブリュワーズ3Aの14試合で防御率4.26の成績を残している。
 
 ダイヤモンドバックスでメジャー昇格のチャンスを得たトンキンだが、約2年ぶりのメジャー登板はすぐに訪れるかもしれない。ブルペン陣はチーム内登板数2位タイの平野佳寿投手が右肘の炎症で負傷者リスト(IL)入り。頼れるタフネス右腕が離脱し、リリーフの層は薄くなっている。
 
 さらに、トレード市場で売り手に回ったダイヤモンドバックスはクローザーのグレッグ・ホランド投手をワシントン・ナショナルズへ放出。チームに残留したリリーフ投手たちもここまでの登板数が多く、平野含む3投手が既に55登板。過労を避けるためにも投手陣を強化したいところだった。
 
 また、エースのロビー・レイ投手が背中の故障で10日間のIL入り。野手陣でも今季大ブレイクのケテル・マーティ内野手が故障を原因にしばらく出場回避の状態が続いており、投打の主力を欠いている。
 
 それでもチームは18日(同19日)時点で62勝63敗と勝率5割付近を維持。ここ2年は低迷期から脱出し、勝ち越しでシーズンを終えている。ポストシーズン進出は諦めたともいえるダイヤモンドバックスだが、3年連続シーズン勝ち越しで今季を終えたいところだ。



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