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カブス・ダルビッシュ有、自己ワースト4被弾で7失点KO 自らのバットで反撃も5勝目逃す

2019/08/22

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カブスは大乱戦制し4連勝で地区首位に再浮上

 シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が21日(日本時間22日)、本拠地リグレー・フィールドでのサンフランシスコ・ジャイアンツに先発登板し、5回1/3を7失点で勝敗は付かなかった。
 
 5勝目をかけてマウンドに上がったダルビッシュは初回、先頭のマイク・ヤストレムスキー外野手に右前安打を許すと、この日3番に入ったエバン・ロンゴリア内野手に16号2ラン本塁打を浴びて2失点。いきなりリードされる展開となる。
 
 しかしカブスは直後にニコラス・カステヤノス外野手の19号2ラン本塁打で同点。ダルビッシュ2回はカーブを有効に使い3者凡退に打ち取ると、その裏には自らのバットで勝ち越し打を放って3-2と勝ち越す。
 
 気分良くマウンドに上がったダルビッシュは3回に圧巻の投球を見せる。ヤストレムスキーを高め89.1マイル(約142キロ)のカットボールで空振り三振に仕留めると、続くスクーター・ジェネット内野手も宝刀スライダーで空振り三振。最後は先制本塁打を許したロンゴリアを低め一杯の91.5マイル(約146キロ)のツーシームで3者連続空振り三振とした。
 
 カブスは3回にも2点を加えて6-2。3者連続空振り三振で勢いづいたダルビッシュは、4回も変化球を中心に3者凡退に仕留めリードを守る。
 
 だがここから一転して苦しい投球となる。5回、2死二塁の場面でヤストレムスキーに対して2ストライクと追い込んでから外角一杯にカーブを投じるも、これを逆方向の左翼スタンドへの2ラン本塁打とされて運ばれ6-4とされた。
 
 5回にカブスが1点を追加し7-4としたものの、ダルビッシュは直後の6回に1死一塁からスティーブン・ボート捕手に7号2ラン本塁打を浴びて7-6。すると続くケビン・ピラー内野手には89.2マイル(約142キロ)のスプリットを左中間スタンドへ運ばれ7-7。まさかの2者連続弾で同点とされ、ここで降板となった。
 
 ダルビッシュはこの日、5回1/3、89球(ストライク62球)を投げて被安打7、奪三振8、失点7(自責点6)で防御率は4.43。被本塁打4は自己ワーストの数字となった。この日は与四球こそ無かったものの、前回登板では7回無失点、前々回の登板では6回4失点と最近は好不調の激しい登板が続いている。
 
 カブスは6回表に一挙5失点し7-9と逆転を許したが、その裏に3点を取って逆転。しかし7回にも2点を奪われ10-11で迎えた8回、クリス・ブライアント内野手が第26号逆転2ラン本塁打を放ち12-11と再逆転し、そのまま勝利を収めた。
 
 勝ったカブスは4連勝。この日、同じナショナル・リーグ中地区首位のセントルイス・カージナルスが敗れたため、0.5ゲーム差で追っていたカブスが逆転で首位に再浮上した。



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