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ヤンキース、救援右腕ローゼンタール獲得 防御率は一時∞も…「ローリスク、ハイポテンシャル」

2019/08/22

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1イニング約1.7個の四球、深刻な制球難

 ニューヨーク・ヤンキースはデトロイト・タイガースをDFA(ロースター40人枠から外す措置)となっていたトレバー・ローゼンタール投手と契約に至った。米メディア『DAIRY NEWS』が21日(日本時間同日)、伝えている。
 
 ヤンキース強力ブルペンに新顔が加わるかもしれない。同メディアによると、ヤンキースはタイガースからDFAとなり、事実上の戦力外となっていたローゼンタールとマイナー契約を締結。ローゼンタールは3Aスクラントンからプレーすることになる。
 
 ローゼンタールは2012年にセントルイス・カージナルスでメジャーデビュー。翌13年にはセットアップとしての役割を担うと、以降は不動のクローザーとして定着。14年からは2年連続で45セーブ以上を挙げていた。
 
 しかし昨季は右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の影響で登板なしに終わると、ワシントン・ナショナルズで開幕を迎えた今季はかつてない不振に。開幕から4登板でアウトが1つも奪えず、防御率は∞となる事態に陥っていた。
 
 その後ナショナルズをDFAになり、タイガース入団となるが、やはり調子が上がらず今月7日(同8日)のシカゴ・ホワイトソックス戦での登板を最後にまたもDFAとなった。今季ここまでの成績は22試合で0勝1敗、防御率13.50、15回1/3で四球は26個となっている。
 
 ヤンキースは“速球王”アロルディス・チャップマン投手をはじめにザック・ブリットン投手、アダム・オッタビーノ投手ら超強力なメンバーが集結。間違いなくメジャー最高のブルペン陣といえる。そのため、現在の昇格は難しいかもしれない。
 
 しかし9月からはロースター枠が40人に拡大し、メジャー昇格のチャンスはある。また、あるスカウトは「マイナー契約で彼のような選手と契約するのにリスクはない。ローリスク、ハイポテンシャルだ」とローゼンタールの潜在能力を高く評価。かつての絶対的クローザーは名門ヤンキースで復活なるだろうか。



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