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大谷翔平、通算200勝CY賞右腕に苦戦し4の0 昨季の打数超えてOPSは下回るも打率は3割超

2019/08/24

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あと2打席で昨季の367打席に並ぶ

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が23日(日本時間24日)、敵地ミニッツメイド・パークでのヒューストン・アストロズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、4打数無安打1得点だった。
 
 エンゼルスはこの日、「プレイヤーズ・ウィークエンド」の企画として黒のユニホームを着こなし、袖には急逝したチームメイトのタイラー・スキャッグスさんの背番号「45」のワッペンを着けて試合に臨んだ。
 
 中でも大谷は前の試合こそ代打出場し1打数無安打に終わったが、その前の試合まで11試合連続安打。その間は打率.447(47打数21安打)11打点と好調なだけに、2試合ぶりの先発となったこの日の快音が期待された。
 
 しかし、この日のアストロズの先発は移籍後3勝負けなし、アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代を含めて今季13勝4敗としている2009年のサイ・ヤング賞右腕のザック・グレインキー投手。前回登板で通算200勝を達成した投手との対戦となった。
 
 大谷の初回の第1打席は、徹底した外角攻めを受け、カウント1-2から外角低め88.2マイル(約142キロ)のカーブに中飛。エンゼルスは3者凡退でグレインキーを捉えられなかった。
 
 それでも続く2回、エンゼルスは先頭から2者連続安打で一、二塁とすると、6番のアルバート・プホルス内野手が中前へ適時打を放ち1点を先制。なおも一、三塁でアンドレルトン・シモンズ内野手の内野ゴロの間にさらに1点を加えて2-0とリードを広げた。
 
 大谷は、3回の1死一塁で迎えた第2打席でも外角を攻められる。そしてカウント2-1から低め88.4マイル(約142キロ)のチェンジアップに手を出して二ゴロ。4-6-3と渡って併殺となってしまった。
 
 エンゼルスの先発は急遽のマウンドとなった1年目のホセ・スアレス投手。2回まで無失点に抑えていたが、3回にホセ・アルトゥーベ内野手の適時打、4回にはジェイク・マリズニック外野手に適時打を浴びて2-2の同点に追い付かれた。
 
 さらにエンゼルスは5回に2死一塁の場面を引き継いだ2番手のノエ・ラミレス投手がユリ・グリエル内野手に2ラン本塁打を浴び2-4と勝ち越され、この日初めてリードを許す苦しい展開となる。
 
 それでも直後の6回、先頭の大谷がグレインキーの初球の高め89.5マイル(約144キロ)のフォーシームを弾き返し二塁へのゴロとなったが、この打球をアルトゥーベがエラー。さらにこの後一、三塁とチャンスが広がると、5番のジャスティン・アプトン外野手の三ゴロの間に三塁走者の大谷が生還し3-4と1点差に詰め寄った。
 
 大谷の7回の第4打席は2死一、三塁のチャンス。しかし、アストロズ2番手の右腕ウィル・ハリス投手の前に、カウント1-2から高め92.3マイル(約149キロ)のカットボールに空振り三振。同点、逆転の一打とはならなかった。
 
 同点機を逸したエンゼルスに対して、アストロズは直後の攻撃でアレックス・ブレグマン内野手が適時打を放ち1点を追加。終盤に来て大きな得点となったように思われたが、エンゼルスが8回にカルフーンがアストロズの3番手ヘクター・ロンドン投手から第28号ソロ本塁打を放って4-5と再び1点差とした。
 
 しかし、1点差のまま迎えた9回、エンゼルスはアストロズのクローザーのロベルト・オスーナ投手の前に3者凡退。大谷の第5打席は回らず、4-5で敗れた。エンゼルスはこれで3連敗となって63勝68敗で借金「5」っとなっている。
 
 なお、この日の大谷は4打数無安打1得点。昨季の326打数(367打席)を越え328打数(365打席)に達したが、昨季が打率.285、22本塁打、61打点、OPS(出塁率+長打率).925だったのに対して、今季はここまで打率.302、16本塁打、54打点、OPS.881となった。



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