アスレチックス、新人ブラウンがデビュー&初ヒット! 今季3Aで37発、規格外の長打力持ち味
2019/08/27
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一塁と両翼こなす器用さも
オークランド・アスレチックスは26日(日本時間27日)、故障者に代わって3Aからセス・ブラウン内野手が昇格。即日デビューとなり、初安打を放った。米メディア『CBS Sports』が同日、伝えている。
またも脅威の新人誕生となりそうだ。スティーブン・ピスコッティ外野手が右足首の故障で10日間の負傷者リスト(IL)入りが決まったアスレチックスは、代わりの選手として3Aラスベガスからブラウンを昇格させることを決定。ブラウンにとってはこれがメジャー初昇格となる。
現在27歳のブラウンは2015年にアスレチックスからドラフト19巡目(全体578位)指名を受けプロ入り。初の3Aとなった今季は才能が一気に開花し、112試合で打率.297、37本塁打、104打点、OPS(出塁率+長打率).986と圧倒的な成績をマーク。スラッガーとして急成長を遂げ、マイナーでは並外れた存在になりつつあった。
ブラウンの本職は一塁手だが外野を守ることも少なくなく、今季はマイナーでも左翼手として14試合、右翼手として8試合に先発出場。プロ入り当初は中堅手としてもプレーする機会があった。
そしてこの日、敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦でブラウンは「6番・左翼」で先発出場。2回の第1打席では左翼手と三塁手の間に上手く打球を落とし、メジャー初安打を記録。昇格後即日デビューで結果を残した。
ブラウンはその後3回にも適時打を放ち、この日は6打数2安打、1打点。チームも19-4で圧勝し、連敗を「2」で止めた。
なお、アスレチックスはクリーブランド・インディアンス、タンパベイ・レイズらとワイルドカードの上位2枠を争う熾烈な競争の真っ只中。ポストシーズン進出を確実にするためにも、ここからが正念場となりそうだ。