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エンゼルス・大谷翔平、適時二塁打で16打席ぶりHも霞む? “勘違い四球”からの空三振で後味悪く

2019/09/04

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フルカウントで…バット置いて一塁へ歩きかける

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が3日(日本時間4日)、敵地オークランド・コロシアムでのオークランド・アスレチックス戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、4打数1安打1打点だった。
 
 大谷はこの日、8月30日(同31日)以来3試合ぶりの先発出場。最近3試合で9打数無安打1四球、8月28日(同29日)の第2打席以来13打席連続無安打と不振となっているだけに、4試合ぶりの安打に期待がかかった。
 
 この日対戦するアスレチックスの先発は過去に2度のノーヒットノーランを達成している右腕のマイク・ファイアーズ投手。エンゼルスは初回、1死から2番のマイク・トラウト外野手が第44号ソロ本塁打で1点を先制する。
 
 そして続く大谷はカウント2-2から内角高め90.8マイル(約146キロ)のツーシームにタイミング合わず空振り三振。高め低めと高低を使った配球に苦しんだ。
 
 エンゼルスは続く2回にアンドレルトン・シモンズ内野手の適時打で2-0とリードを広げたが、直後の守りで先発のハイメ・バリア投手が適時三塁打と内野ゴロの間の失点で2-2と一気に同点に追い付かれてしまう。
 
 さらに3回にはバリアがマット・チャップマン内野手に3ラン本塁打を浴びて2-5。一転して3点を追う展開を強いられた。
 
 それでも、この日のエンゼルス打線はビハインドを負っても粘りを見せる。4回に4番のアルバート・プホルス内野手が第21号ソロ本塁打を放つと、5回には2死から安打と四球で一、二塁のチャンスを作る。
 
 ここで第3打席を迎えた大谷は、真ん中に入った初球の89.7マイル(約144キロ)のツーシームを打ち上げ、打球は左翼線にポトリと落ちる適時二塁打に。自身16打席ぶりに生まれた安打は、8月20日(同21日)以来の打点が付く結果となった。
 
 大谷の一打で1点差としたエンゼルス打線はさらに勢いを増す。6回には6番のジャスティン・アプトン外野手が、アスレチックス2番手のブレイク・トライネン投手から第11号ソロ本塁打を放ちついに5-5の同点に追い付いて見せた。
 
 しかし、エンゼルスは直後の守りから登板した3番手のノエ・ラミレス投手が無死一塁からブラウンにこの試合2本目となる適時三塁打を浴びてあっさりと勝ち越されてしまう。さらにこの後の打者に犠飛を浴びて5-7。終盤に向けてアスレチックス打線が本領を発揮した。
 
 そして7回、大谷は1死走者なしの場面で6回途中から登板しているアスレチックス4番手のユスメイロ・ペティート投手と対戦する。
 
 これが4打席目となった大谷は、カウント0-2から3球連続でファールとすると、2球ボールを見極めた後の8球目、低めのボールを見送ってフルカウントとなったところで大谷が四球と勘違いして、バットを置いて一塁へ歩きかけた。
 
 ビデオで確認後フルカウントから試合が再開し、大谷は外角低め80.7マイル(約130キロ)のチェンジアップに空振り三振。2打席連続での安打は生まれなかった。
 
 エンゼルスは2点を追いかける終盤はアスレチックスの強力リリーフ陣の前に沈黙。8回はホアキム・ソリア投手、9回はリアム・ヘンドリクス投手の前に無得点に終わり、そのまま5-7で敗れて2連敗を喫した。大谷は4打数1安打1打点で打率.289としている。
 
 16打席ぶりの安打となる適時二塁打が生まれたものの、その後の打席では空振り三振。最近9試合で13三振と苦しい状態は続く。それでも、この1本の安打があす以降の上昇につながることが期待したいところだ。



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