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エンゼルス・大谷翔平、積極性実らず2の0&1四球 10打席連続無安打で再び“暗いトンネル”に

2019/09/11

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3試合連続「3番」、初球打ちの2打席はいずれも左飛

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が10日(日本時間11日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのクリーブランド・インディアンス戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、2打数無安打1四球に終わった。
 
 3試合連続で3番に座った大谷は初回、今季7勝を挙げているインディアンス先発のメジャー1年目右腕ザック・プリサック投手に対し、1死一塁の場面で第1打席を迎えた。
 
 大谷は初球の高め93.2マイル(約150キロ)のフォーシームを積極的に打ちにいくも、左翼方向へ高く上がった打球に伸びは無く左飛に。走者を進めることはできず2死一塁となった。
 
 エンゼルスは続くジャスティン・アプトン外野手が四球で歩き一、二塁とするも、6番のコール・カルフーン外野手が空振り三振に倒れて無得点に終わった。
 
 初回のチャンスを逸したエンゼルスは、続く2回に先発のホセ・スアレス投手が無死一塁からジョーダン・ルプロー外野手に左翼スタンドへ2ラン本塁打を浴び0-2と先制される。
 
 さらに3回には、スアレスが満塁から押し出しの四球を与えると、なおも満塁でフランミル・レイエス外野手に左翼へ走者一掃の3点適時二塁打を浴びて一挙4失点で0-6とエンゼルスは大きくリードを広げられた。
 
 大谷の第2打席は4回。先頭打者として打席に入ると、プリサックに対してカウント3-1から外角のボール球を見極め四球。内外への制球を乱したプリサックの投球を冷静に見送って出塁に繋げた。
 
 しかし、続くアプトンが遊ゴロ併殺に打ち取られ、カルフーンも中直に打ち取られて無得点。反撃の1点をなかなか生み出せず重苦しい雰囲気が漂う。
 
 大谷は2死一塁で迎えた6回の第3打席も、第1打席と同様に甘く入った初球の93マイル(約150キロ)のフォーシームを弾き返すも、再び力のない左飛。追い込まれる前に打ちにいく積極的な姿勢が、結果的に上手くいかない。
 
 終盤に入って先に得点を奪ったのもインディアンス。エンゼルス3番手のトレバー・ケイヒル投手が先頭のフランシスコ・リンドーア内野手にソロ本塁打を浴びると、1死満塁からレイエスに犠飛を打たれて0-8と試合を決定づけられた。
 
 エンゼルスは9回1死一塁から、一塁を守っていた「二刀流」のがジャレッド・ウォルシュ内野手が4番手として登板。左腕のウォルシュは1人目の打者に四球を与えたものの、後続を空振り三振、遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜ける。
 
 直後の最後の攻撃、エンゼルスは完封を目指しマウンドに上がったプリサックに対して、2番から始まる打線が無得点。ウォルシュが登板したことで大谷のDHが解除され、代わりに3番に入ったジャスティン・ボーア内野手も空振り三振に倒れた。
 
 0-8で完封負けを喫したエンゼルスは3連敗。大谷はこの日2打数無安打1四球で打率を.288に下げるとともに、8日(同9日)の第2打席から10打席連続無安打となっている。
 
 一方、快勝のインディアンスは、活発な打線とともに先発のプリサックが自身最長となる9回114球(ストライク78球)を投げ、被安打わずか4、与四球2、奪三振5、無失点の快投でメジャー初完封。ゴロアウト・フライアウト計17個と打たせて取る投球が光って今季8勝目を挙げ、ポストシーズン進出を狙うチームとしても大きな1勝を手に入れた。



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