シーズン終盤の伸びはもはや“伝統”。アスレチックスが2年連続のWC枠獲得へ、金満球団を抑える「マネー・ボール」
2019/09/12
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2002年には伝説の20連勝
オークランド・アスレチックスが、アメリカン・リーグのワイルドカード枠圏内に今年も食い込んでいる。
アスレチックスの現在までの成績は86勝60敗で、勝率は.589。同リーグのワイルドカード枠争いは、アスレチックスに加え、タンパベイ・レイズ(87勝60敗、勝率.592)、クリーブランド・インディアンス(86勝61敗、勝率.585)、の3チームがゲーム差1の僅差で争う三つ巴の様相を帯びている。
昨年のアスレチックスはレギュラーシーズン終盤の驚異的な追い上げでワイルドカード枠を獲得し、ワイルドカード決定戦でニューヨーク・ヤンキースに敗れている。今年もまた8月を17勝9敗、9月に入っても8勝3敗と急激に勝率を上げてきた。
スポーツ専門局『ESPN』のサム・ミラー記者は、アスレチックスがシーズン終盤で成績を伸ばすことはもはやチームの伝統であるとも指摘している。
過去20年間で延べ400人以上の選手と4人の監督が交代したにもかかわらず、アスレチックスの4月と5月の勝率は.500を切り、8月になると.560になるということだ。2002年には8月13日から9月4日までの間に伝説ともなった20連勝を記録し、映画「マネー・ボール」の題材になった。この2年間に限っても、7月以降の成績は合計で58勝31敗、勝率.652になる。
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