ダルビッシュ有、6回14K零封で防御率3点台へ! 文字通り『七色の変化球』で6勝目!
2019/09/13
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シカゴ・カブスは12日(日本時間13日)、敵地でサンディエゴ・パドレスと対戦。先発登板したダルビッシュ有投手が6回を投げて14奪三振、無失点の好投で今季6勝目をあげた。後半戦絶好調の右腕が異次元の投球を披露した。
1回表に先制点の援護をもらったダルビッシュは立ち上がりからパドレス打線を圧倒してみせた。遊飛、空振り三振、中飛であっさり初回を終えると、2回は4番から始まる打順を三者三振。3回には内野安打でこの日初安打を許したものの、2つの三振を奪ってねじ伏せた。
味方の追加点を背に、4回1死から2つの三振を奪って三者凡退に片付けると、5回には2つの四球を与えながら残りの打者を全て三振に斬ってとった。6回のマウンドにも上がったダルビッシュは、先頭に三塁打を許し、この日初めてのピンチらしいピンチを背負うが、さらにギアを一段階入れた。2番、3番、4番の三人を空振り三振、空振り三振、見逃し三振とし、6回も無失点で切り抜けた。
この回までに110球を投じ、降板となったダルビッシュは被安打2、与四球2、奪三振14で無失点の素晴らしい内容。試合はこのままカブスが逃げ切り、4-1の勝利を収めた。ダルビッシュに6勝目(6敗)がついた。
データ収集システム『スタットキャスト』によるデータ閲覧サイトなどを作ったダレン・ウィルマン氏は自身のツイッターで、この日のダルビッシュの球種と球速を表したグラフを紹介。軸とするカットボールとフォーシームのコンビネーションに加え、この日のウイニングショットは最近習得したナックルカーブ。代名詞の大きなスライダー、遅いカーブ、ツーシームやスプリットも交えて支配的な投球を見せた。
ダルビッシュの後半戦成績は、11試合登板で4勝2敗、66回1/3を投げて防御率2.44。奪った三振93個に対し、与四球は6個と異次元の数字を残している。この登板で、ダルビッシュは今季200奪三振を突破し、防御率も3.97と3点台に持ち直した。奪三振はリーグ8位、防御率は20位となっている。