前田健太、“第2の守護神”ぶり発揮で2セーブ目 ドジャース鉄壁リリーフ陣に死角なし
2019/09/16
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1点差でも安心。最後は3球三振で締めくくる
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が15日(日本時間16日)、敵地シティ・フィールドでのニューヨーク・メッツ戦にリリーフ登板し、今季2セーブ目を挙げた。
地区優勝を決めているドジャースは、0-2で迎えた4回にコーリー・シーガー内野手の適時打で1点を返すと、終盤8回にクリス・テイラーの適時二塁打で同点に追い付く。
そして9回、途中出場のジェド・ジョーコ内野手がメッツ3番手のセス・ルーゴ投手から適時打を放ち勝ち越しに成功。この1点のリードを守るため、直後の守りで1死から前田が5番手として登板した。
前田はまず、4番のウィルソン・ラモス捕手を84.6マイル(約136キロ)のスライダーで右飛に打ち取ると、続くロビンソン・カノー内野手にはフルカウントから四球を与え2死一塁とする。
しかし、代打のジョー・パニック内野手はフォーシームとチェンジアップの2球で追い込むと、最後は85.6マイル(約138キロ)のチェンジアップで空振りを奪い3球三振。ドジャースが3-2という僅差で勝利を手にした。
前田はこの日2/3回12球(ストライク7球)を投げて無安打、与四球1、奪三振1、無失点の内容で2日(同3日)以来となる今季2セーブ目をマーク。防御率は4.02となった。
9月からリリーフに回っている前田は、リリーフでの最近4登板で1勝0敗、9回2/3を投げて防御率2.79とチームに貢献している。この日はクローザーのケンリー・ジャンセン投手が8回に登板しているが、このジャンセンも9月の防御率が1.80と好調。ポストシーズンへ向けて視界は良好だ。