ついにエース帰還!ヤンキース先発右腕セベリーノ、4回4K零封の復活劇 速球は158キロ計測
2019/09/18
Getty Images
ポストシーズンの起爆剤に
右肩の故障で戦列を離れていたニューヨーク・ヤンキースのルイス・セベリーノ投手が17日(日本時間18日)、本拠地でのロサンゼルス・エンゼルス戦で今季初登板。4回を無失点に抑える好投を見せた。
頼れるエースがチームに帰ってきた。今季は開幕直前から右肩の故障などによって戦列を離れていたセベリーノ。リハビリを積み重ね、遂に今季初先発となった。
セベリーノは初回、先頭打者に四球を与えると、続くデビッド・フレッチャー内野手に安打を許して無死一塁、二塁となる。しかし、コール・カルフーン外野手を投ゴロに打ち取ると、続くアルバート・プホルス内野手を遊ゴロで併殺に仕留め、見事ピンチを脱する。
2回、セベリーノは本領を発揮。先頭のアンドレトン・シモンズ内野手を投ゴロに打ち取ると、ジャレッド・ウォルシュ内野手を97マイル(約155キロ)の直球で空振り三振。続くルイス・レンヒフォ内野手は85.7マイル(約137キロ)のスライダーで空振り三振に斬って取り、エースの力量を披露した。
すると直後の2回裏、ヤンキース打線はジオ・アーシェラ内野手、キャメロン・メイビン外野手の適時打で2点を先制。今季初登板に挑むエースを援護する。
セベリーノは3回に再び先頭に四球を与えるものの、次打者を97.1マイル(約155キロ)の直球で空振り三振。続くブライアン・グッドウィン外野手も96.8マイル(約155キロ)の直球で左邪飛に打ち取って2アウトとすると、最後は初回に安打を浴びたフレッチャーを二ゴロに抑え、この回も無失点で切り抜ける。
そして続く4回、先頭のカルフーンと対戦。2球で追い込むと、3球目は高めに大きく外れるボール。しかしこのボールは98.8マイル(約158キロ)を記録。速球派であるセベリーノの復活を印象づけた。その後カルフーンに右安打を浴びるものの、後続を3人で抑えて無失点で終える。
ヤンキースは4回にグレイバー・トーレス内野手の38号3ラン本塁打などで一挙6得点。8-0の大幅リードで5回を迎えると、この回から2番手ジョナサン・ロアイシガ投手が登板。故障明けのセベリーノは4回を投げ切って降板となった。
試合はその後もヤンキース投手陣が好投し、ロアイシガを含む4投手が無失点で繋いで8-0のまま勝利。今季99勝目を飾り、昨季に続いてのシーズン100勝に王手をかけた。
セベリーノはこの日4回67球(ストライク47球)を投げて被安打2、与四球2、奪三振4、無失点。直球の球速も心配なく、今季初登板で見事復活を遂げた。