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ブルージェイズ新人ビジオ、サイクル安打達成! 今季MLB6人目、親子での達成は史上2度目の快挙

2019/09/18

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父は殿堂入り内野手のクレイグ氏

 トロント・ブルージェイズのケイバン・ビジオ内野手が17日(日本時間18日)、敵地でのボルティモア・オリオールズ戦でサイクル安打を達成。今季6人目となる快挙となった。
 
 今季デビューの新人が快挙達成となった。この日「2番・二塁」で先発出場したビジオは3回の第2打席、センター方向へ14号2ラン本塁打を放ってこの日初安打。チームは3-2となり、試合序盤で逆転打を放つ活躍を見せる。
 
 6回の第3打席ではオリオールズ2番手のリチャード・ブライアー投手から右前打、3-4の1点ビハインドで迎えた8回の第4打席では右方向へ二塁打を放ってチャンスメイク。すかさず三盗で1死三塁とし、次打者の犠飛で生還する。
 
 チームの逆転と同点に大きく貢献をしたビジオは第4打席終了の時点で4打数3安打、サイクル安打達成まではあと三塁打のみとなる。
 
 そして9回、ビジオは奇跡を起こした。1点リードの2死一塁、二塁の場面で第5打席が回ると、オリオールズ6番手マイケル・ギブンズ投手と対戦。直球とチェンジアップのコンビネーションに食らいついて粘ると、8球目の直球をビジオは強振し、打球は左中間を割る大飛球となった。
 
 一旦は中堅手が追いつきかけるも、打球はフェンスに跳ね返って左翼手がカバーに入る。打球処理にもたつく間にビジオは自慢の脚力を活かして一気に三塁まで到達した。この走者一掃の適時三塁打でビジオはサイクル安打達成。試合も8-5でブルージェイズが勝利した。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、ビジオは大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)らに続いて今季6人目のサイクル安打達成者になった。球団では2001年のジェフ・フライ氏以来の18年ぶりの達成者となった。
 
 また、今回のサイクル安打達成で大きな注目を集めているのは父・クレイグ氏との親子記録。通算3060安打、291本塁打の殿堂入り内野手であるクレイグ氏も2002年にサイクル安打を達成しており、今回のビジオの達成によって親子でサイクル安打達成となった。
 
 親子での達成はゲイリー・ウォード氏(1980年)、ダリル・ウォード氏(2004年)に次いで史上2度目の快挙。まだメジャー1年目のビジオだが、シーズン終了間際に大きな話題を呼ぶことになった。



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