前田健太、1回無失点で“ボーナス”まであと1アウト ドジャース逆転勝ち、カーショウ15勝目
2019/09/21
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キャリア2番目に多い投球回も配置転換で最長には届かず
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が20日(日本時間21日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのコロラド・ロッキーズ戦にリリーフ登板し、1回無失点と好投した。
ドジャースは1-4とリードされた4回に一挙7得点で8-4と逆転に成功。そしてそのまま迎えた終盤7回、先発のクレイトン・カーショウ投手から前田が2番手としてマウンドを託された。
救援として今季7試合目の登板となった前田は、先頭の代打ジョシュ・フエンテス内野手をフルカウントから82.5マイル(約133キロ)のスライダーで空振り三振に仕留めると、続く1番のトレバー・ストーリー内野手には四球を与えて1死一塁とする。
しかし、2番のダニエル・マーフィー内野手をカウント1-0からインサイドへの93.1マイル(約150キロ)のフォーシームで投ゴロ、1-6-3と渡って併殺を完成させ3アウトとした。
前田はこの日1回13球(ストライク5球)を投げ無安打、与四球1、奪三振1、無失点の内容で防御率を4.15とした。また、前田は今季の投球回が149回2/3となり、インセンティブ契約の“ボーナス”25万ドル(約2700万円)が得られる150投球回まであと1アウトとした。
前田の投球回はルーキー年の2016年は175回2/3、2年目は134回1/3回、3年目は125回1/3と減少傾向にあったが、今季は一気に増加。しかし、昨年に続くリリーフ転換でキャリアハイの投球回は見込めない状況だ。それでも、ワールドシリーズ制覇へ向けて与えられたポジションで仕事を全うしている。
ドジャースは直後の攻撃で4点を追加し12-5で勝利。カーショウがナショナル・リーグ4位となる15勝目(5敗)を挙げた。チームとしては今季99勝55敗とし、2年ぶりのシーズン100勝にあと1勝としている。