”黄金期”アストロズ、3年連続地区優勝! 投打に隙無し、17年以来のWS制覇に挑む
2019/09/23
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ヒューストン・アストロズは22日(日本時間23日)、ロサンゼルス・エンゼルスと対戦。13-5でこの試合に勝利し、今年のアメリカン・リーグ西地区の優勝を決めた。アストロズは投打に戦力が充実。次なる目標は、2017年以来となる世界制覇だ。
アストロズは初回、先頭打者のジョージ・スプリンガー外野手が36号ソロ本塁打を放って先制。スプリンガーはその後、2回に2点本塁打、4回にソロ本塁打を放つ大活躍を見せた。その後も得点を重ねたアストロズは、エンゼルス打線に5得点を許しながら圧勝。巨大戦力のすさまじさを見せつける試合運びだった。
投げては、ジャスティン・バーランダー投手が5回2失点で今季20勝目をマーク。36歳にして、自身2度目のシーズン20勝到達となった。
この試合に勝利したアストロズは、今季成績を102勝54敗(勝率.654)とし、2位オークランド・アスレチックスに8ゲーム差をつけて地区優勝を確定させた。アスレチックスもここまで94勝と大健闘しているものの、アストロズがさらに上を行く成績で圧倒した形だ。
アストロズの地区優勝は2017年、2018年に続き3年連続となった。30本塁打以上の選手が4人、さらに加えて3人が20本塁打超えと、長打力抜群の打線。主力が離脱する場面もありながら、黄金ルーキーのヨルダン・アルバレス内野手の大爆発などもあり、打力で他を圧倒した。
しかし、特筆すべきは打線だけではない。まずは、20勝のバーランダー、200回で300奪三振のゲリット・コール投手という先発2枚看板。3番手のウェイド・マイリー投手も14勝をあげており、他球団ならエース級の成績だ。そして、シーズン途中に移籍で加入したザック・グレインキー投手も健在。投手陣も強力な陣容となっている。
投打に充実した戦力を擁するアストロズは、2017年以来の世界制覇を達成できるだろうか。熱戦のポストシーズンに期待が高まる。