パドレス、次期監督候補にソーシア氏 エンゼルスで大谷翔平を二刀流起用、通算1650勝の実績
2019/09/24
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2002年にワイルドカードから球団史上初の世界一へ導く
サンディエゴ・パドレスが、次期監督候補として前ロサンゼルス・エンゼルス監督のマイク・ソーシア氏に興味を示していることが分かった。米メディア『ラリー・ブラウン・スポーツ』が23日(日本時間24日)、伝えている。
パドレスは今季、22日(同23日)現在70勝86敗(勝率.449)の成績でナショナル・リーグ西地区4位に低迷。21日(同22日)にアンディ・グリーン監督を解任し、ベンチコーチのロッド・バラハス氏が暫定監督として指揮を執っている状態だ。
同サイトによると、グリーン前監督が4シーズンに渡って通算274勝366敗(勝率.428)で一度もプレーオフに進出できなかったことを指摘。その一方で、後任としてエンゼルスの前監督ソーシア氏に興味関心を示していることを伝えている。
現在60歳のソーシア氏は2000年から2018年にかけて19年間に渡ってエンゼルスを指揮。就任3年目の2002年にはシーズン99勝63敗(勝率.661)の成績でアメリカン・リーグ西地区2位、ワイルドカードから球団史上初の世界一へ駆け上った。
昨季は二刀流の大谷翔平選手を獲得し、投打の巧みな起用を実現させたが、野手ではマイク・トラウト外野手やアルバート・プホルス内野手らスター選手を多く抱えながら、故障が相次いだ投手陣のやりくりに苦戦するなど80勝82敗(勝率.494)に終わり地区4位に沈んでオフに退任していた。
それでも、監督通算1650勝1428敗(勝率.536)で地区優勝に6度導いた実績を持っているだけに、再建を図るチームにとってその手腕が発揮されれば飛躍の可能性も考えられる。
また同サイトでは、パドレスはソーシア氏の他に元テキサス・レンジャーズ監督のロン・ワシントン氏やシカゴ・カブスのベンチコーチを務めるマーク・ロレッタ氏、ニューヨーク・ヤンキースの三塁コーチを務めるフィル・ネビン氏にも関心を集めていると伝えており、球団が誰にチームの指揮官に指名するか注目だ。