MLBは選手の安全のために何もしていない。大物エージェント、スコット・ボラス氏がかみつく
2019/09/25
Getty Images
以下、ボラス氏の発言要旨。
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「ハーパーの事故の後で彼らは一体何をした? 答えは絶無だ。彼らはこの問題に取り組むことを完全に避けてきた。その結果としてMVP級の選手がMVP級の活躍をしている最中に怪我をして欠場する羽目になった。ポストシーズンへの影響も大きいし、さらには選手たちの安全、試合の公平さを失わせている。雨のときに試合を強行するなら、それなりの対策が必要なのに、それをしてこなかった」
「それに対する議論もされなければ、何の対策も講じられていなかった。ただ選手たちが濡れて滑りやすくなったベースに耐えることを強いられた」
「選手がシーズン終了間際にプレーできなくなる。そのことがチームにどう影響する? 彼の今後のサラリーにどう影響する? 計り知れない損失だ。それなのに、なぜ何の対策もないのだ?」
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MLBのスポークスマンは、この問題について議論はされてきたが、解決策を見つけるには至っていないと述べている。
ブライアントは24日(同25日)から始まるピッツバーグでのパイレーツとの3連戦シリーズのためにチームに合流していると伝えられているが、試合に出場するかどうかはまだ発表されていない。
角谷剛
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