ナショナルズ、WCマジック「3」から一気に2年ぶりPO決定 大一番の先発はシャーザーに託す
2019/09/25
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ダブルヘッダー2試合目で11勝目「彼は最高の投手の1人」
ワシントン・ナショナルズが24日(日本時間25日)、本拠地ナショナルズ・パークでのフィラデルフィア・フィリーズとのダブルヘッダーで連勝し、ワイルドカードで2年ぶりのプレーオフ進出を決めた。
ワイルドカードでのポストシーズン進出マジック「3」としていたナショナルズは、ダブルヘッダーの第1試合で4-1で勝利。そして第2試合では、初回に先発のマックス・シャーザー投手が3点を失うも、2-4と2点を追う6回に1番のトレイ・ターナー内野手が第18号満塁本塁打を放ち逆転。直後にブライス・ハーパー外野手にソロ本塁打を浴びたが、後続を抑えて6-5で勝利を収めた。
またこの日、ワイルドカード争いで3位につけていたシカゴ・カブスが敗れたため、ナショナルズの2年ぶりとなるプレーオフ進出が決定。地区優勝はアトランタ・ブレーブスに譲ったが、ワイルドカードから球団史上初のリーグ制覇とワールドシリーズ制覇を狙う。
1試合のみが行われるワイルドカードゲーム。ナショナル・リーグは10月1日(同2日)に開催される。米公式サイト『MLB.com』によれば、ナショナルズのデーブ・マルティネス監督はプレーオフ進出を決める前から既に、大一番の先発マウンドをシャーザーに託すことを明かしている。
指揮官は「現在、良い投球をしている先発投手は4人いる。しかし、スケジュールを見れば、その日はマックスの日だ。彼は最高の投手の1人だよ」と、キャリア3度のサイ・ヤング賞、この日の11勝目(6回4失点)を含めて通算170勝の実績を誇る右腕への期待を語った。
さらに、チームとしては右肘を痛めている正捕手のカート・スズキが復帰間近。ブルペンセッションや二塁への送球も行い、マルティネス監督は「順調に進歩している。100%のに近づけてもらいたい」と話し、首脳陣と相談してワイルドカードゲームに出場させるかどうかを決めるという。