前田健太、1回無失点の好救援で4ホールド目 ドジャースは66年ぶり球団タイ記録の105勝
2019/09/29
Getty Images
先発の柳賢振は14勝目でNL最優秀防御率“当確”
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が28日(日本時間29日)、敵地オラクル・パークでのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦にリリーフ登板し、1回無失点と好投。今季4ホールド目をマークした。
ナショナル・リーグ西地区を7連覇したドジャースは、2試合連続7イニングを投げて調子上向きの先発・柳賢振投手が好投。ジャイアンツ打線を3回までをパーフェクトに抑えると、4回は1死一、二塁のピンチも無失点で切り抜けて流れを引き寄せる。
すると5回、ドジャース打線は1死から新人ギャビン・ラックス内野手の二塁打でチャンスを作る。その後2死三塁となると、投手の柳が自らのバットで左前へ適時打を放って1点を先制した。
6回にもマックス・マンシー内野手の第35号ソロ本塁打で2-0としたドジャースは、柳が7回まで5安打無失点としてリードを守り、8回から2番手として前田が登板。4試合連続無失点中の右腕にマウンドが託された。
前田は、先頭の代打マイク・ヤストレムスキー外野手をカウント0-1から85.5マイル(約139キロ)のスプリットで右飛に打ち取ったが、続く代打ブランドン・ベルト内野手には85.2マイル(約137キロ)のチェンジアップを右前安打とされ1死一塁とされる。
それでも、2番のマウリシオ・デュボン内野手をカウント2-2から84マイル(約135キロ)のスライダーで空振り三振に仕留めると、最後はバスター・ポージー捕手もフルカウントから92.9マイル(約149キロ)で見逃し三振に抑えて無失点で切り抜けた。
前田はこの日、1回16球(ストライク10球)を投げて被安打1、無四球、奪三振2、無失点の内容。自身5試合連続無失点として、防御率4.04とした。
ドジャースは2点差のまま突入した9回、クローザーのケンリー・ジャンセン投手が先頭から死球と安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を3者連続三振に抑えて試合終了。2-0の僅少差を守って勝利し、「ブルックリン・ドジャース」だった1953年以来となるシーズン105勝目を挙げた。
前田はこの試合で今季4ホールド目をマーク。先発の柳は14勝目(5敗)を挙げ、防御率2.32で今季最終登板を終えたジェイコブ・デグロム投手(ニューヨーク・メッツ)の2.43を抑えてナ・リーグ最優秀防御率を当確させた。