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レッドソックスの“至宝”ベッツが語る未来。ボストンを愛するスターの決断は「ビジネス」も考慮

2019/10/03

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昨オフに年俸調停権2年目の選手として史上最高額1年約21.6億円で契約

 昨季のワールドシリーズ覇者、ボストン・レッドソックス。その中心選手であるムーキー・ベッツ外野手が、ボストンの街、チームへの思いと選手としての未来について語っている。米スポーツ専門サイト『ESPN』が伝えている。
 
 ベッツは昨季、レギュラーシーズンで136試合に出場し、打率.346、32本塁打、80打点、30盗塁、129得点、OPS(出塁率+長打率)1.078の好成績を残し、チームを世界一に導くとともに自身もアメリカン・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた。
 
 オフには年俸調停権2年目では史上最高額となる1年2000万ドル(約21億6000万円)で契約延長。そして迎えた今季は、昨季を上回る150試合に出場し、打率.295、29本塁打、80打点、16盗塁、135得点、OPS.915をマークしながら、チームはア・リーグ東地区3位に終わった。
 
 同サイトによると、ベッツの契約が今オフのレッドソックスの重大なトピックの1つであると言及。編成総責任者だったデーブ・ドンブロウスキ氏が解任されたことで、新しいGM次第でどのような動きになるのかが注目されている。
 
 ベッツはシーズン中、公の場で「ボストンでのプレーを楽しんでいる」と何度も繰り返し発言してきた。しかし、契約延長にはサインをせず、来季のプレー場所は不透明のままだ。2年前には8年総額2億ドル(約216億円)の申し出を断っており、スプリングトレーニング前には「フリーエージェント(FA)になるまで何も起こらないだろう」としていた。
 
 2011年にドラフト5巡目(全体172位)の指名を受けて入団したベッツ。「これまでの歴史、そして全ての人々との中でプレーできたことは幸いなこと」と5月に同サイトの取材に対して語っており、ボストンへの変わらない愛情を持ち続けていることを明かしている。

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