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アストロズ、地区シリーズ先勝! バーランダーが7回1安打8K0封、2年ぶり世界一へ好発進【MLB地区シリーズ】

2019/10/05

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打ってはアルトゥーベが豪快先制2ラン

 アメリカン・リーグ西地区を制したヒューストン・アストロズと、ワイルドカードゲームを勝ち上がってきたアメリカン・リーグ東地区2位のタンパベイ・レイズが4日(日本時間5日)、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで地区シリーズ第1戦を行い、アストロズが投打で圧倒し先勝した。
 
 アストロズの先発は今季21勝を挙げたジャスティン・バーランダー投手。自身3度目のノーヒットノーランを達成したメジャー15年目の36歳右腕が、すでにポストシーズン1勝を挙げ勢いに乗りたいレイズを封じ込めた。
 
 まず初回は先頭打者に四球を許したものの、続く打者を併殺打、3番のチェ・ジマン内野手を95.2マイル(約153キロ)のフォーシームで見逃し三振に打ち取り無失点の立ち上がりを見せる。
 
 そして2回、3回も3者凡退に打ち取り序盤を無失点とすると、4回も1四球を与えたのみで依然ノーヒット。5回の先頭打者、ブランドン・ロウ内野手にカーブを中前安打とされたが、後続を遊飛、2者連続空振り三振に仕留めて点を与えない。
 
 すると直後の攻撃で、アストロズ打線がそれまでチャンスを作るも決定打が出なかったレイズ先発のタイラー・グラスノー投手に対して、ようやく得点を奪う。
 
 先頭のジョシュ・レディック外野手が四球で出塁すると、1死から2番のホセ・アルトゥーベ内野手が97.5マイル(約157キロ)のフォーシームを完璧に捉え、左翼スタンドへ先制の2ラン本塁打。ホームに詰めかけた多くのファンの大歓声もあって、雰囲気は最高潮に達する。
 
 この雰囲気でマウンドに上がったレイズ2番手ブレンダン・マッケイ投手に対しても、アストロズ打線は牙を向く。マイケル・ブラントリー外野手とアレックス・ブレグマンの連続安打で二、三塁と再びチャンスを作った。
 
 そして2死となったところで登板した3番手チャズ・ロー投手から、ユリ・グリエル内野手が放った右方向への飛球は、二塁手のロウと右翼手のオースティン・メドウズ外野手の間にポトリ(記録はロウのエラー)。これでスタートを切っていた2人の走者が一気に生還し、4-0とリードを広げた。
 
 4点の援護をもらったレギュラーシーズンの防御率2.58のバーランダーは、6回を3者凡退、7回にはレイズ中軸打線に対してこの日初めてとなる3者連続三振と圧巻の投球。この後アストロズは指名打者のヨーダン・アルバレス内野手、グリエルの連続適時二塁打で2点を追加し、バーランダーは8回のマウンドをリリーフ陣に託した。
 
 バーランダーはこの日、7回100球(ストライク67球)を投げ被安打1、与四球3、奪三振8、無失点。圧倒的な先発投手陣を誇るアストロズの中でも、エースらしい堂々たる投球で流れを完全にアストロズのものにした。
 
 アストロズは8回に登板したライアン・プレスリー投手が2本の適時打を浴び2点を失ったが、3番手のウィル・ハリス投手がレイズの反撃を食い止め、9回はクローザーのロベルト・オスーナ投手が3者凡退に抑えて試合終了。アストロズが6-2でレイズを下し、大事な第1戦で先勝を飾った。先発のバーランダーは、トム・グラビン氏に並ぶ歴代3位タイとなるポストシーズン通算14勝目を飾っている。
 
 あすの第2戦もアストロズの本拠地で行われ、アストロズが今季20勝を挙げた右腕ゲリット・コール投手、レイズは昨季のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル投手が先発する。

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