ヤンキース、2発含む10得点で地区シリーズ先勝! あす田中将大が先発で連勝&突破王手狙う【MLB地区シリーズ】
2019/10/05
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ツインズに逆転勝ち!迫られては突き離す…終盤ラメイヒューの一打でダメ押し
アメリカン・リーグの地区シリーズが4日(日本時間5日)に開幕し、東地区を制したニューヨーク・ヤンキースと中地区を制したミネソタ・ツインズがヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムで対戦。ヤンキースが2本塁打などで10得点を挙げ先勝した。
ともに過去の歴代記録を上回る、シーズン307本塁打を放ったツインズと306本塁打のヤンキースによる対戦は、初戦から計5発が飛び交う乱戦となった。
まず先手を取ったのはツインズ。ヤンキース先発の左腕ジェームズ・パクストン投手に対して、2番のホルヘ・ポランコ内野手が97.7マイル(約157キロ)のフォーシームを捉え、左翼スタンドへソロ本塁打を放つ。
さらにツインズは3回にも指名打者ネルソン・クルーズが初球のフォーシームを弾き返して右翼スタンドへソロ本塁打。2-0とリードを広げた。
しかし、ヤンキースも負けてはいない。3回に今季14勝を挙げたツインズの先発ホセ・バリオス投手に対して、4番の指名打者エドウィン・エンカーナシオン内野手の適時二塁打で1点を返す。
なおも満塁とチャンスは続き、6番グレイバー・トーレス内野手が82.9マイル(約133キロ)のカーブに三ゴロに倒れるも、併殺を狙った送球をツインズの一塁手のC.J.クロン内野手が捕球できず2者が生還。3-2と逆転に成功した。
ツインズは5回にポランコの適時打で3-3の同点とするが、ヤンキースは直後の攻撃で再び満塁からトーレスに打席が回る。そしてツインズ3番手のタイラー・ダフィー投手の95.1(約153キロ)のフォーシームを弾き返し、打球は左翼線を破る2点適時二塁打となってすぐさま5-3と勝ち越した。
ツインズは6回にミゲル・サノー内野手のソロ本塁打で1点差とするも、ヤンキースはD.J.ラメイヒュー内野手、ブレット・ガードナー外野手のソロ本塁打でさらにリードを広げる。
迫っては突き離すイニングが続いたが、ヤンキースは終盤に入った7回、ツインズ5番手のカイル・ギブソン投手から四球に重盗と足を絡めながら三度満塁のチャンスを作り、この日2安打を放っているラメイヒューに左翼への走者一掃の適時二塁打が飛び出して10-4として試合を決めた。
ヤンキースは8回はJ.A.ハップ投手、そして9回は6点差ながらクローザーのアロルディス・チャップマン投手が登板してそれぞれ無失点に抑えそのまま10-4で勝利。本拠地で始まったシリーズで、打っては8安打10得点、守ってもアーロン・ジャッジ外野手の好守などもあり先勝を果たした。
あすの第2戦はヤンキースが田中将大投手が先発する。2連勝でシリーズ突破へ王手として敵地に乗り込みたいところだ。一方、この日投手陣が8四球と苦しんだツインズは新人右腕のランディ・ドブナック投手が2戦目の大事なマウンドを託される。