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ヤンキース・田中将大、あす地区S第2戦先発 強力ツインズ打線の注意すべき打者、注目の女房役は?

2019/10/05

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“強み”は本塁打の出やすい本拠地での被本塁打率の低さ

 田中自身は、今季本拠地で16試合に投げて8勝3敗、防御率3.10。WHIP(1イニング当たり何人の走者を塁に出すかを示す指標)は1.09となっている。本塁打数は98回2/3を投げて13本で、9イニング当たり1.18本。
 
 SO/W(1つ四球を出すまでに何個の三振を奪うかを示す指標)は4.72と他球場と比べると少なく、打たせて取る技術を持っているものの、四球で無駄な走者を許さなければ、大量失点を喫する可能性は低いと考えられる。
 
 なお、捕手との組み合わせも興味深い。今季オースティン・ロマイン捕手とゲ―リー・サンチェス捕手とそれぞれ15試合ずつバッテリーを組んでいるが、ロマインと組んだ場合は防御率2.70、本塁打11なのに対して、サンチェスと組んだ場合は防御率4.87、14本塁打とその差は歴然だ。
 
 四球の数や奪三振の数でもわずかにロマインと組んだ時の方が良く、本拠地で連勝して一気にシリーズ突破へ王手を掛けたいヤンキースとすると、本塁打の出やすいとされるヤンキー・スタジアム、本塁打数の多いツインズ打線を考えるとロマインを起用した方が結果が好転する可能性が高いかもしれない。
 
 試合は日本時間で午前6時7分に開始予定。昨季はレッドソックスの前に1勝3敗で悔しい敗退となったヤンキースだが、そのシリーズで唯一の勝利をマークした田中の勝負強い投球で、10年ぶりのワールドシリーズ制覇へ向けて“スタートダッシュ”の良い流れを作りたいところだ。

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