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アストロズ・コールが快挙!21世紀初のPS1試合15奪三振 レイズの反撃振り切り地区シリーズ連勝【MLB地区シリーズ】

2019/10/06

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奪三振ショーのコールは快挙へ猛進!しかし…

 ここまで96球を投げているコールは8回も続投。先頭のブランドン・ロウ内野手をナックルカーブ、粘るトラビス・ダーノウ捕手も10球を擁しながらスライダーで三振を奪って15奪三振。ポストシーズン1試合15奪三振は球団新記録であるとともに史上3位タイ、そして2000年のロジャー・クレメンス氏以来、21世紀では初の快挙となった。
 
 しかし、コールは8番のケビン・キアマイアー外野手に二塁打、続くウィリー・アダメズ内野手にこの日初めての四球を与えたところで降板。それでも、マウンドを降りる際には大観衆の歓声にグラブを掲げて応えて胸を張ってダグアウトへ下がった。
 
 コールはこの日7回118球(ストライク83球)を投げて被安打4、与四球1、奪三振15、無失点。そしてピンチに2番手でリリーフしたクローザーのロベルト・オスーナ投手が後続を無事に打ち取ってレイズの反撃を封じた。
 
 アストロズは8回にもレイズ5番手のニック・アンダーソン投手から2死一、三塁のチャンスを作り、コレアがこの日2安打目となる適時打を放って3-0。ロースコアの接戦が続く中で大きな1点が加わった。
 
 このまま逃げ切りたいアストロズは、オスーナがイニング跨ぎで9回も続投。しかし、簡単に終われないレイズは先頭の2番オースティン・メドウズ外野手が右前安打、3番のトミー・ファム外野手も中前安打で続き無死一、二塁とする。
 
 さらに制球が定まらないオスーナは4番のチェ・ジマン内野手に四球を与え満塁に。最終盤に来て最大の山を迎える。そして5番のアビザイル・ガルシア外野手の三ゴロの間に三塁走者が生還し、レイズが1点を返した。
 
 なおも1死一、三塁からブランドン・ロウ内野手がフルカウントから四球を選び再び満塁。ピンチを作り続けたアストロズのオスーナはここで無念の降板となり、3番手としてウィル・ハリス投手がマウンドに上がった。
 
 ハリスはダーノウに対してフルカウントまでいきながらも、最後はカットボールで空振り三振。そして最後は前の打席で二塁打を放っているキアマイアーを82.2マイル(約132キロ)のカーブで一ゴロに打ち取って試合終了。アストロズが3-1で辛くも逃げ切って2連勝とし、シリーズ突破へ王手とした。
 
 先発のコールはこれでポストシーズン通算3勝目。前日のバーランダーに続いての好投で、先発投手陣の充実ぶりを結果で証明する形となった。
 
 第3戦は移動日を挟んで、敵地トロピカーナ・フィールドで行われる。先発はアストロズが今季2チームで計18勝を挙げたザック・グレインキー投手、崖っぷちのレイズはワイルドカードゲームで好投した今季16勝のチャーリー・モートン投手が昨季まで在籍していた古巣に立ち向かう。

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