ツインズ新人右腕の“波乱万丈”野球道 無名大学&極小規模L…ドライバー業も。契約2年でPS先発
2019/10/06
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マイナーの日程終了時期を見据えて予定した結婚式→急いでチームに合流
そうして迎えた2019年シーズン、ドブナックはA+を皮切りに, 2A, 3Aのマイナーリーグの階段を瞬く間に駆け上り、8月8日にはメジャー初昇格を果たしている。
その後は1度だけ3Aへの降格があったが、8月27日(同28日)以降はメジャーに定着している。レギュラーシーズンの成績は2勝1敗1セーブ、防御率1.59だ。
「もしすべてが上手くいったとして、シーズンが終わる時に2Aに上がれていたら良いなって思っていたよ」とは同じく『USA TODAY』に載ったドブナックのコメントだ。
「この1年で私に起きたことは信じられない」
わずか半年余りのうちにマイナー4階層を通過し、メジャーに昇格し、リリーフ投手から先発ローテーション投手になり、ポストシーズンで先発投手になるなどと誰が予想できただろうか。
それだけではなく、実はドブナックは先週末に結婚式を挙げている。ドブナックと婚約者のエイリアルが挙式にこの時期を選んだのは、マイナーリーグの日程が全て終了しているからだ。
そのためチームメイトたちやマイナーリーグの友人や関係者たちを招待しやすいからということが理由だった。もちろん結婚式会場の予約をする時点では、ドブナックが今シーズンのうちにメジャーに昇格するとは2人とも夢にも思っていなかった。
メリーランド州での結婚式を終え、慌ただしくツインズに合流したドブナックだったが、残念ながらポストシーズンの初先発では望ましい結果を残せなかった。
これでヤンキースとの地区シリーズは0勝2敗となり、ツインズはあと1敗でまたしてもポストシーズン敗退となる土俵際に追い込まれた。同時に、ドブナックの夢のようなシーズンは、あと1試合で終わってしまうのだろうか。