崖っぷちレイズ、4発10点で意地の快勝!地区S1勝2敗 アストロズ好右腕グレインキーを攻略【MLB地区シリーズ】
2019/10/08
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あすアストロズはバーランダーが先発へ
タンパベイ・レイズとヒューストン・アストロズによるアメリカン・リーグ地区シリーズ第3戦が7日(日本時間8日)、レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドで行われ、レイズが快勝してシリーズ成績を1勝2敗と踏みとどまった。
初戦からジャスティン・バーランダー投手、ゲリット・コール投手とメジャー屈指の右腕に苦戦し連敗したレイズ。後がなくなって迎えた第3戦はホームで本領発揮した。
レイズは先発のチャーリー・モートン投手が昨季まで在籍していたアストロズに初回に先制点を取られる立ち上がりとなったが、2回に打線が奮起する。
アストロズの先発、今季2チームで計18勝を挙げた好右腕ザック・グレインキー投手に対して安打と死球などで2死一、二塁とチャンスを作ると、8番のケビン・キアマイアー外野手が右中間スタンドへ3ラン本塁打を放って3-1と逆転に成功した。
勢いに乗るレイズ打線は、3回にも4番チェ・ジマン内野手のソロ本塁打で1点追加。さらに4回には先頭のブランドン・ロウ内野手もソロ本塁打を放って5-1とし、この後2死一塁としたところで早くもグレインキーをマウンドから引きずり下ろした。
レイズはアストロズ2番手のヘクター・ロンドン投手に対しても、マット・ダフィー内野手が中前安打で繋ぐと、3番手のウェイド・マイリー投手にはオースティン・メドウズ外野手が中越え2点二塁打、トミー・ファム外野手が右前適時打を浴びせて8-1と大きくリードを広げる。
投げては、モートンが2回以降は5回まで4イニング連続で2三振ずつを奪う力投。5回93球(ストライク62球)を投げて被安打3、与死球2、奪三振9、失点1の好投でマウンドをリリーフ陣に託した。
6回は2番手のチャズ・ロー投手がユリ・グリエル内野手に2点適時打を許したものの、直後にレイズ9番のウィリー・アダメズ内野手がソロ本塁打を放ち9-3として流れを渡さない。
レイズは7回にもトラビス・ダーノウ捕手の犠飛で1点を追加。2ケタ10得点に乗せ、リリーフ陣も二刀流のブレンダン・マッケイ選手、オリバー・ドレイク投手がそれぞれ無失点リレー。9回はコリン・ポーシェ投手が3者凡退に抑え、そのまま10-3で勝利を収めた。
ホームで快勝したレイズはこれでシリーズ1勝2敗。好投手グレインキーを攻略するとともに12安打10得点と打線が爆発したことで、あすの第4戦へ向けても勢いのつく勝ち方となった。
そして、その第4戦の先発は、レイズが本来リリーフのディエゴ・カスティーヨ投手、アストロズが初戦で7回無失点と好投したジャスティン・バーランダー投手が務める。