遠征に父親も帯同 粋なロイヤルズ「父の日」企画と、生き残る控え捕手
各地でいろいろな取り組みが行われる父の日。ロイヤルズは遠征に父親を連れていくという粋な企画で選手たちも「息子」としての時間を満喫する。そのチームの控え捕手、ドリュー・ブテラはメジャーリーガー2世だ。
2015/06/14
父の日に粋な企画をするロイヤルズ
父の日にMLBでは毎年いろいろな試みが行われる。前立腺ガン財団との取り組みで各球場では前立腺ガンの認知度を向上、および前立腺ガン撲滅の研究のためにチャリティーが催される。選手、コーチ陣、チームスタッフさらには審判たちも青色のリストバンドを身につけ、青いリポンをユニフォームにつけてその日はグラウンドに出る。
そんな父の日企画として、ロイヤルズは「遠征に父親を連れていこう」というものがある。今年で3年目だ。選手の父親たちはともにチャーター便に乗り込み、一緒に遠征先のホテルに滞在する。試合当日には選手たちの打撃練習の数時間前にバッティング体験を行い、打撃練習中はシャグ(ボール拾い)役として参加するなど、時間をともに過ごすのだ。シーズン中は過密日程でなかなか一緒に時間を過ごすことができない家族との時間を生み出す、粋な企画なのである。
ヨースト監督は高校時代に突然父親を亡くしている。この日について昨年の企画開催時には『MLB.com』にこう話している。
“Well, it’s a special day and the Royals are such a classy organization. It’s really neat to see the dads, the pride they have in their sons, and to see the dads that are on this team and the pride that they have in their children. It’s just a special day.”
「本当に特別な日であり、ロイヤルズは大変粋な球団だ。このチームにいる選手たちの父親と時間を過ごし、それぞれが息子に持っている誇りを見るのは素敵だ。本当に特別な1日だ」