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ヤンキース、地区シリーズ突破! セベリーノが4回零封、チャップマンらブルペン奮闘でツインズ打線沈黙【MLB地区シリーズ】

2019/10/08

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ツインズはポストシーズン16連敗

 ニューヨーク・ヤンキースとミネソタ・ツインズが7日(日本時間8日)、アメリカン・リーグ地区シリーズで対戦。第3戦はヤンキースが5-1で勝利し、3連勝で2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
 
 第2戦は田中将大投手の好投もあって勝利を収めたヤンキース。リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけたところで、この日はエースのルイス・セベリーノ投手が先発。ツインズは今季15勝のジェイク・オドリッジ投手が先発を務めた。
 
 ヤンキースは2回、今季チーム最多本塁打(38本)のグレイバー・トーレス内野手が、オドリッジが投じた初球のカットボールを引っ張ってレフトスタンドに運んだ。ソロ本塁打で1-0とヤンキースが先制する展開になる。
 
 直球の2回裏には無死満塁の大ピンチを迎えたヤンキース。しかしセベリーノはミゲル・サノー内野手を力のある直球で一飛に打ち取ると、後続の2人はスライダーで三振。窮地を脱し、試合の流れをヤンキースに引き戻す。
 
 その後もセベリーノは、安打を許しつつも要所を締める投球で4回無失点の好投。3回には直球が98.2マイル(約157キロ)を計測するなど、スピードは健在だった。3回に1点を追加して2-0となったヤンキースは、5回からセベリーノに代えてトミー・ケインリー投手を投入する。
 
 ヤンキースはここからブルペン陣が大奮闘した。5回2死からはケインリーに代えて3番手アダム・オッタビーノ投手に継投するもアウトを奪えずに降板。この回3人目のチャド・グリーン投手が2死一塁、二塁のピンチで登板し、右方向へ打たれるものの二塁手のトーレスが好捕し、この回を無失点で切り抜ける。
 
 ディディ・グレゴリウス内野手の適時打で1点を追加して3-0とリードを広げた7回、無死一塁の場面でザック・ブリットン投手が登板。暴投で一時は2死三塁とピンチを招くが、最後は強打者ネルソン・クルーズ外野手をキレのあるシンカーで投ゴロに打ち取った。
 
 しかし、ブリットンは続く8回にも回を跨いでマウンドに上がると、エディ・ロサリオ外野手にソロ本塁打を浴びて3-1と点差を縮められる。するとヤンキースはここで早くもクローザーのアロルディス・チャップマン投手をマウンドへ送り、守護神に試合を託した。
 
 チャップマンは後続を右直、空振り三振に抑えると、ヤンキースは9回にキャメロン・メイビン外野手のソロ本塁打などで2点を追加。9回裏もチャップマンが、走者を背負いながらも無失点に抑えて、5-1でヤンキースは勝利。2年ぶりのア・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
 
 一方、敗れたツインズはこれでポストシーズン16連敗。今季はシーズン101勝と申し分ない成績だったが、ポストシーズンでは1勝もできないままシリーズを後にすることとなった。



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