ヤンキース、3連勝で地区S突破一番乗り 先制弾のトーレス「すでに次のステージ焦点に」
2019/10/08
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ツインズ相手にポストシーズン13連勝
ニューヨーク・ヤンキースが7日(日本時間8日)に敵地ターゲット・フィールドで行われたミネソタ・ツインズとのアメリカン・リーグ地区シリーズ第3戦に勝利。3連勝スイープで2年ぶりにア・リーグ優勝決定シリーズに進出した。
ヤンキースが快勝で2年ぶりのア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出を決めた。
本拠地で2連勝し、敵地ミネソタに乗り込んだヤンキース。ツインズの先発ジェイク・オドリッジ投手に対して、2回に6番のグレイバー・トーレス内野手のソロ本塁打で幸先良く先制すると、続く3回にもブレット・ガードナー外野手の適時打で2-0とリードを広げる。
投げては、昨季19勝を挙げながら今季は開幕から故障で長期離脱を余儀なくされた右腕ルイス・セベリーノ投手が4回を無失点。5回はトミー・ケインリー投手、アダム・オッタビーノ投手、チャド・グリーン投手と繋いで前半を無失点で折り返した。
7回にディディ・グレゴリアス内野手の適時打で1点を追加したヤンキースは、8回に5番手のザック・ブリットン投手が1点を失ったものの、9回にキャメロン・メイビン外野手のソロ本塁打などで2点を加え5-1と突き離した。
ヤンキースはクローザーのアロルディス・チャップマン投手が9回のツインズの攻撃を3人で抑えて5-1のまま試合終了。今季の地区シリーズ唯一となる3連勝で一気にシリーズ突破を飾った。
米公式サイト『MLB.com』によると、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は試合後「とてもクリーンなゲームだった」と投打がかみ合っての勝利に納得のコメント。そして2回に無死満塁のピンチを無失点に抑えた先発のセベリーノは「切り抜けるのに十分なピッチングができて嬉しいよ」と安堵の言葉を口にした。
これでツインズはポストシーズン16連敗となったが、ヤンキース側からすればツインズに対して2004年以来ポストシーズン13連勝。レギュラーシーズンの本塁打数こそ306対307でわずかに1本及ばなかったが、ポストシーズンでは本領を発揮して圧倒的な力を見せつける形となった。
ヤンキースがリーグ優勝決定シリーズで対戦するのは、タンパベイ・レイズとヒューストン・アストロズの勝者となるが、米スポーツ専門サイト『ESPN』によれば、トレースは「すでに次のシリーズに焦点を合わせているよ」とやる気満々。世界一となった2009年以来のワールドシリーズ進出へ向けて、エース田中将大投手らを擁しての快進撃はどこまで続いていくだろうか。