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ドジャース、地区S第5戦で「エース」中継ぎ投入へ ビューラー→カーショウ→前田健太の豪華リレーも

2019/10/09

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PS通算では負け先行も…リリーフでは最近3年無失点

 ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、あす9日(日本時間10日)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるワシントン・ナショナルズとのナショナル・リーグ地区シリーズ第5戦での投手陣の起用について言及した。

 ドジャースは今シリーズ本拠地での第1戦~第2戦で1勝1敗、敵地での第3戦~第4戦で1勝1敗ときて計2勝2敗で第5戦を迎えることになった。
 
 最終戦となる第5戦の先発は、今のところドジャースが第1戦で6回無失点と好投したウォーカー・ビューラー投手、ナショナルズが第2戦で6回1失点と好投したスティーブン・ストラスバーグ投手が務めることになっている。
 
 両投手ともにチームを代表する右腕だが、ドジャースのロバーツ監督は、負けたら敗退のこの一戦での投手起用について「エース」投入も辞さない姿勢を示した。
 
 米スポーツ専門サイト『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者によれば、ロバーツ監督は「誰もが登板可能だ」と述べながら、「クレイトン・カーショウも必要に応じて」と登板の可能性を示唆している。
 
 今季16勝を挙げたカーショウは第2戦で先発したが、ストラスバーグとの投げ合いで6回3失点で負け投手に。初回、2回と相次いで失点しチームに流れを引き寄せることができなかった。ポストシーズン通算でも9勝11敗、防御率4.33と負けが先行していることから苦手意識を指摘される声も多い。
 
 それでも、クローザーを含めリリーフ陣への一抹の不安が残る中では、レギュラーシーズンで通算169勝を誇る「エース」カーショウを中継ぎ起用する手段は必ずしも不正解とは言えない。
 
 しかも、カーショウの2016年以降のポストシーズンでの救援成績は、計3試合で5回2/3を投げて7奪三振、無失点となっていることから、ここぞの場面でマウンドを託すことはむしろ有効となるはずだ。
 
 一方、ロバーツ監督は、第3戦に先発し5回無失点で勝利投手となった柳賢振投手については「登板する可能性は非常に低い」とコメント。今季レギュラーシーズンでメジャートップの防御率2.32の左腕を中2日では起用しない考えを明かしている。
 
 ブルペンには3試合連続無失点中の前田健太投手が控えているが、ビューラー、カーショウと繋いで、リードしている場合には最後を前田が締める豪華リレーが実現する可能性がある。そしてそれが実現した時、それはドジャースのシリーズ突破を意味するものになるかもしれない。



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