アストロズ、延長11回の激闘制し1勝1敗!コレアが劇弾 ヤンキースは9投手の継投実らず【MLBリーグ優勝決定シリーズ】
2019/10/14
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投げては先発バーランダーが7回途中2失点、リリーフ陣も奮闘
ヒューストン・アストロズとニューヨーク・ヤンキースによるアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第2戦が13日(日本時間14日)、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われ、アストロズが延長11回に劇的なサヨナラ本塁打で勝利。シリーズを1勝1敗のタイとした。
第1戦はヤンキースが田中将大投手の6回無失点の好投もあり7-0の完封で先勝。迎えた2戦目は、1点を争うロースコアの接戦となった。
先手を取ったのは地元のアストロズ。2回にヤンキース先発のジェームズ・パクストン投手から安打と四球などで1死一、三塁のチャンスを作ると、カルロス・コレア内野手が左翼へ適時二塁打を放ち1点を先制する。
一方、ヤンキースが反撃に出たのは4回。それまで封じこまれていたアストロズ先発のジャスティン・バーランダー投手から先頭のD.J.ラメイヒュー内野手が四球で出塁し、続くアーロン・ジャッジ外野手が右中間スタンドへ2ラン本塁打を叩き込み2-1と逆転に成功した。
初戦の勢いを取り戻しかけたヤンキースだったが、そこにアストロズが食い下がる。5回1死から登板したヤンキース2番手のアダム・オッタビーノ投手に対して、今ポストシーズン打率1割台と苦しんでいたジョージ・スプリンガー外野手が左中間へソロ本塁打を放ち2-2の同点とした。
試合を振り出しに戻したアストロズは、バーランダーが6回を無失点に抑えると、7回は2死を取ったところで交代。6回2/3、109球(ストライク77球)を投げ被安打5、与四球2、奪三振7、失点2の粘投で先発投手としての役目を全うした。
試合はその後8回まで得点が入らず、9回もアストロズのロベルト・オスーナ投手、ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手とそれぞれのクローザーが無失点に抑え、2-2のまま延長戦に突入した。
延長10回はアストロズが4番手のジョー・スミス投手が3者凡退、ヤンキースは今シリーズから登録されたC.C.サバシア投手、ジョナサン・ロアイシガ投手と繋いだが、1死からロアイシガが2者連続で四球を与えて一、二塁のピンチを招く。
逆にチャンスを迎えたアストロズは、ヤンキース9番手で登板したJ.A.ハップ投手に対して5番のヨーダン・アルバレス外野手が空振り三振。6番のユリ・グリエル内野手も左飛に倒れてサヨナラの機を逸した。
しかし、続く延長11回、アストロズは先頭のコレアがハップの初球94.4マイル(約152キロ)のフォーシームを捉えると、打球は大きな放物線を描いて右翼スタンドに突き刺さるサヨナラ本塁打となった。
アストロズが3-2で勝利を収めたことで、シリーズ対戦成績は1勝1敗のタイ。本拠地での勝利を勢いに変え、ニューヨークで始まる第3戦に臨むこととなった。一方のヤンキースは9投手をつぎ込んでの痛い敗戦となり、ホームに戻って流れを引き戻したいところだ。