昨季は本塁打王アロンソ、ゲレーロJr.らを輩出。アリゾナ秋季リーグ・オールスター戦で輝きを放った選手たちは?
2019/10/16
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昨季出場選手は今季メジャーで鮮烈デビュー!
MLBアリゾナ秋季リーグのオールスター戦が12日(日本時間13日)、アリゾナ州スコッツデールのソルト・リバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック(アリゾナ・ダイヤモンドバックスとコロラド・ロッキーズの共同施設。北海道日本ハムファイターズの春季一次キャンプ地としても使用された)で行われた。
アリゾナ秋季リーグにはメジャー各球団がそれぞれの傘下マイナー組織から選りすぐりの有望株選手を6人選抜して送り込んでいる。オールスター戦はその合計180人の有望株選手中からさらに絞り込まれた50人が東軍と西軍に分かれて行われた。
今年で14年目になる同オールスター戦は、これまでも数多くのスター選手を輩出してきた。昨年は今季ナショナル・リーグの本塁打王を獲得し新人王最有力候補のピート・アロンソ内野手(ニューヨーク・メッツ)と、そのアロンソとMLBオールスターのホームラン競争の決勝戦でしのぎを削ったアメリカン・リーグ新人王候補のブラディミール・ゲレーロJr.内野手(トロント・ブルージェイズ)がともに出場し、それぞれの実力を存分に見せつけた。
アロンソは103マイル(165.7キロ)の速球をセンター越えの本塁打にし、ゲレーロはレフトフェンスを直撃する弾丸ライナーの二塁打を放っている。また、今シーズンメジャーに昇格し、打率.303の好成績を残した日系人のケストン・ヒウラ内野手(ミルウォーキー・ブリュワーズ)も同オールスター戦に出場し、リーグの最優秀選手賞(MVP)を獲得している。
今年の同オールスター戦の最終スコアは4-2で東軍が西軍を下しているが、ある意味において、本塁打と三振が激増しているここ数年のメジャーリーグを象徴するような試合内容だった。この日両チーム合わせて本塁打が3本飛び出したものの、三振が22個を数えたのに対し、ヒットは僅かに9本だったのだ。西軍が挙げた2得点は2本のソロ本塁打によるものだ。