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昨季は本塁打王アロンソ、ゲレーロJr.らを輩出。アリゾナ秋季リーグ・オールスター戦で輝きを放った選手たちは?

2019/10/16

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近い将来のスター選手が続々登場

 この試合のMVPを獲得したのは先制の2ラン本塁打を放った東軍のロイス・ルイズ内野手(ミネソタ・ツインズ傘下)。MLB公式サイト『Pipeline』の有望株選手ランキングで全体9位のルイズは、秋季リーグでここまで打率.407、長打率.704の成績を残している。
 
 マウンドで強烈な存在感を示したのがシェーン・バズ投手(タンパベイ・レイズ傘下)だ。東軍の6番手として登板したバズは任された1イニングで13球を投げ、1奪三振を含めて三者凡退に抑えている。そのうち6球が99マイル(約159キロ)以上を計測し、4球投げたスライダーさえ最も遅かったのが89.4マイル(約144キロ)だった。バズの速球の平均回転率は2791 rpmとされ、これは今シーズンにおいてメジャーリーグ投手の誰よりも高い数字であるとMLB公式サイトは伝えている。
 
 バズと同じく東軍でタンパベイ・レイズ傘下のジョシュ・ロウ外野手は足で魅せた。4回裏にタイムリーとなる二塁打を放つと、ロウはこの日両チーム唯一の盗塁となる三盗を成功させ、続く犠牲フライで得点した。身長195センチ、体重93キロのロウはスピードとパワーを兼ね備えていて、今シーズン所属した2Aでは121試合に出場して18本の本塁打と30個の盗塁を記録している。
 
 その他、西軍のカイル・イスベル外野手(カンザスシティー・ロイヤルズ傘下)とタイラー・ステッフェンソン捕手(シンシナティ・レッズ傘下)がそれぞれ放った2本のソロ本塁打はともに410フィート(約125メートル)以上の飛距離が計測されている。打った瞬間にそれと分かる大きな本塁打に客席は沸いた。
 
 オールスター戦を終え、後半戦に入ったアリゾナ秋季リーグは26日(同27日)に最終日を迎える。同リーグに出場している選手の何割かは近い将来メジャーに昇格することはほぼ間違いないが、そのうちの誰が来年のメジャーの話題をさらうことになるだろうか。
 
 
角谷剛

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