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ヤンキース、雨天順延は吉と出るか 第4戦は田中将大が先発「最も信頼できる投手」が命運握る

2019/10/17

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投げ合う相手は再びグレインキー

 ニューヨーク・ヤンキースとヒューストン・アストロズのアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第4戦が16日(日本時間17日)、雨天順延が決定。翌日に繰り越しとなり、ヤンキースは田中将大投手の先発が決まった。米メディア『DAILY NEWS』が同日、伝えている。
 
 第3戦はアストロズ先発のゲリット・コール投手に手が出ず、1-4で敗北したヤンキース。連敗でシリーズ戦績は1勝2敗となり、次戦こそは勝利を手にしたいところだったが、16日の試合は雨天順延となった。
 
 そんな中、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は翌17日(同18日)に順延となった第4戦に田中を先発させることを発表。同サイトは「最も信頼できる先発投手」を選んだと評しており、初戦で好投した田中で連敗ストップを目指すようだ。
 
 なお、第5戦はジェームズ・パクストン投手が先発する予定。6戦目はルイス・セベリーノ投手が先発する予定となっているが、リリーフ投手が繋いでいく「ブルペンデー」で勝負する可能性もあると伝えられている。
 
 一方、アストロズは第4戦にザック・グレインキー投手を先発させる予定。グレインキーはシリーズ初戦で登板しており、6回3失点だった。初戦で投げ合った田中とは再びのマッチアップとなる。
 
 また、アストロズは第5戦にジャスティン・バーランダー投手が先発予定。コールの登板はそれ以降となるが、圧倒的な投球を繰り返しているコールと再び対戦する前に、負け越したままであれば、ワールドシリーズ進出は厳しそうだ。
 
 田中は前回登板で6回無失点の快投を披露。メジャー屈指の強さを誇るアストロズ打線を完璧に封じた。ここまでのポストシーズン通算成績は7登板で5勝2敗、防御率1.32、41回を投げて36奪三振、被本塁打は3本のみ。勝負どころでは絶対的な支配力を見せており、10月の活躍はもはや伝説レベルとなっている。
 
 しかし、第2戦と第3戦でアストロズは主力野手が活躍。2戦目ではそれまで不振だったカルロス・コレア内野手にサヨナラ本塁打が飛び出し、遂に目覚めの時を迎えたようだ。
 
 現在のヤンキースの“ミスターオクトーバー”といっても過言ではない田中は、再び強力打線を眠りにつかせられるだろうか。



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