ヤンキース、逆転勝ちでWS進出に望み バーランダーは今PS2度目の1試合2被弾【MLBリーグ優勝決定シリーズ】
2019/10/19
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ラメイヒュー先頭弾、ヒックスがポール直撃3ラン
ニューヨーク・ヤンキースとヒューストン・アストロズによるアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第5戦が18日(日本時間19日)、ヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムで行われ、ヤンキースが逆転勝ちで2勝3敗と踏みとどまった。
田中将大投手が登板した第4戦を落とし、1勝3敗と土俵際に追い込まれたヤンキースは、この日は先発のマウンドをジェームズ・パクストン投手に託した。
パクストンは初回、先頭打者のジョージ・スプリンガー外野手に二塁への内野安打を許すと、その後捕逸と四球などで1死一、三塁とピンチを招く。そして続くアレックス・ブレグマン内野手の打席でパクストンが痛恨の暴投。与えたくなかった先制点を与えてしまう。
しかし、直後の攻撃でヤンキース打線がアストロズ先発のジャスティン・バーランダー投手に襲いかかる。まず先頭のD.J.ラメイヒュー内野手が94.4マイル(約152キロ)のフォーシームを捉えると、打球は右中間スタンドへのソロ本塁打となってすぐさま1-1の同点に。
そして続くアーロン・ジャッジ外野手の左前安打、グレイバー・トーレス内野手の左翼への二塁打で二、三塁。ここで5番のアーロン・ヒックス外野手がフルカウントから88.2マイル(約142キロ)のスライダーを引っ張り込むと、打球は右翼ポールをライナーで直撃する勝ち越しの3ラン本塁打となった。
ヤンキースはこの回一挙4得点で4-1と逆転に成功。この味方打線の奮起に応えたいパクストンは、2回以降も走者を背負いながらも6回まで毎回奪三振を記録するなど、6回112球(ストライク72球)を投げて被安打4、与四球4、奪三振9、失点1の粘投でリードを守った。
一方のバーランダーも2回以降は立て直して7回まで無失点。初回の大量失点が悔やまれるが、7回105球(ストライク79球)を投げ被安打5、無四球、奪三振9、失点4の成績でマウンドを降りた。
リードするヤンキースは7回から継投。2番手トミー・ケインリー投手が打者1人を打ち取って交代すると、3番手のザック・ブリットン投手は8回までイニング跨ぎで1回2/3を無失点に封じる。
そして、9回はクローザーのアロルディス・チャップマン投手が8番から始まるアストロズ打線を3者凡退に打ち取って試合終了。追加点こそ奪えなかったが、本拠地での最終戦を4-1の勝利で飾り、シリーズ対戦成績を2勝3敗としてワールドシリーズ進出に望みを繋いだ。