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ヤンキースが狙うのはコール?ストラスバーグ?柳賢振も?! 「低迷期」脱出へ大胆補強か

2019/10/21

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 ニューヨーク・ヤンキースはアメリカン・リーグ優勝決定シリーズで敗れて2019年シーズンが終了。今季も悲願の世界一には届かなかった。このオフは弱点である先発陣の補強に向けどのような動きを見せるのだろうか。公式サイト『MLB.com』が20日(日本時間21日)、記事で予想した。
 
 ヤンキースが前回ワールドシリーズに進出したのは2009年で、10年間も大舞台から遠ざかっている。レギュラーシーズン100勝超えをコンスタントにマークする近年だが、世界一への挑戦権すら獲得できていないのが現状だ。
 
 リーグでは昨年世界一のボストン・レッドソックスなどを抑えて優勝。しかしリーグ優勝決定シリーズでは、ヒューストン・アストロズの前に2勝4敗で敗れた。アストロズとヤンキースに特に顕著に現れた差は、先発投手陣の顔ぶれだ。
 
 アストロズの先発ローテーションには、ジャスティン・バーランダー投手とゲリット・コール投手、ザック・グレインキー投手ら豪華な顔ぶれが並ぶ。計6試合を戦った今シリーズでも、グレインキーが2度、バーランダーが2度、コールが1度先発登板してシリーズを優位に進めた。
 
 一方のヤンキースは、田中将大が2度の登板で試合を作るも、計算できるのは続くジェームズ・パクストン投手までだった。故障から復帰したルイス・セベリーノ投手も内容は厳しく、短期決戦での弱さを露呈することとなった。
 
 同記事によれば、今オフヤンキースが狙うべき大物投手の顔ぶれを見ると、まず名前が挙がるのは前述のコールだ。6月以降負けなしの15勝、ポストシーズンでも3試合で3勝、防御率0.40と圧巻で、ヤンキースにとっては宿敵でありながら最も欲しい選手となりそうだ。
 
 さらに、ワイルドカードからナショナル・リーグを制したワシントン・ナショナルズからは、スティーブン・ストラスバーグ投手。高い奪三振能力でマックス・シャーザー投手と共にナショナルズを引っ張っている。3人目はロサンゼルス・ドジャースの柳賢振投手だ。球速こそ速くないものの、抜群の制球力と投球術で今季途中まで防御率1点台をキープ。強豪ドジャースのリーグ制覇に貢献した。
 
 ヤンキースは高額の年俸で強力選手を集めることから”悪の帝国”の異名も持つが、近年はその流れは封印気味。昨オフ、パトリック・コービン投手の争奪戦ではあっさりと身を引いた。先発投手の5~6年以上、100億円以上といった規模での獲得は、2014年の田中、それ以前のC.C.サバシア投手までさかのぼるようだ。
 
 悲願の世界一に向け、方針転換もささやかれる今オフ。同記事は「ヤンキースがゲーム・チェンジャーになる可能性がある」として報じた。”悪の帝国”の帰還は間もなくかもしれない。



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