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田中将大、敗れるもエースの投球 消えゆく手術を求める声

田中将大は今回も好投を見せた。本来の調子ではなかったが四球や集中打を許さず要所を締めた。敗戦投手となりチームも首位陥落となったが、田中自身は一段と評価を挙げた投球だった。

2015/06/17

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3試合連続クオリティスタートも開幕戦以来の黒星

 強力打線を誇る首位球団のエース田中将大が期待通りのクオリティスタートを見せた。しかし、結果は敗戦で試合後には2位に転落していた。

 6月15日、ヤンキースは2012年にオープンしたマーリンズ・パークに初お目見えした。ここで2連戦の後、両球団は場所をニューヨークに移しさらに2連戦を戦うのだ。その初戦に先発した田中は、決して絶好調という訳ではなかった。この日スタメンで2番に入ったイチローへの2本を含め、7回で9安打を許したが2失点に留めた。十分その責任を果たしたと言ってよいだろう。しかし、勝利には結びつかなかった。『ニューヨーク・ポスト』のケン・ダビドフ記者は次のように評している。

Any day Masahiro Tanaka provides a quality start should be a good day for the Yankees. However, it can’t be a happy day when Tanaka starts it with the team in first place and the end result is second place.
If there was a point to be derived from the Yankees’ first regular-season visit to Marlins Park on Monday, it was that even a healthy Tanaka, the team’s greatest wish, won’t guarantee an achievement of goals.
田中将大がクオリティスタートを見せる日は、ヤンキースにとっていつも良い日のはずだ。しかし、チームが1位で田中が先発し、試合後は2位に転落したならそうは言えない。
ヤンキースにとって、レギュラーシーズンではマーリンズ・パーク初のお目見えとなった月曜日の試合でのポイントを挙げるなら、チームの期待を一身に背負った田中が万全な体調であったとしても、勝利を保証するものではないということだ。

 田中が7回をしっかり投げ切ったが結果は1対2の敗戦だった。
 これでヤンキースはここ5試合で4敗となった。そして、この日レイズがナショナルズに6対1で勝利したため、アリーグ東地区でレイズの後塵を拝することになった。

「敗戦は打線のせいじゃない」田中は通訳を介し語った。「ぼくの責任だ」

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