ナショナルズに激震!第2戦で決勝弾のスズキが股関節負傷 Wシリーズ中の復帰は不透明
2019/10/26
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4戦目はコービンが先発予定。ゴームズとバッテリーへ
ワシントン・ナショナルズのカート・スズキ捕手がワールドシリーズ第3戦で股関節を負傷したことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が25日(日本時間26日)、伝えている。
チームのヒーローに悲劇が起こってしまった。ヒューストン・アストロズとワールドシリーズで激戦を繰り広げるナショナルズだが、同サイトによるとスズキが右股関節を負傷したことが判明。チームを支える捕手に離脱の可能性が浮上している。
スズキはシリーズ第2戦で相手エースのジャスティン・バーランダー投手から均衡を破る決勝弾を放つ大活躍。25日(同26日)の第3戦にも捕手として先発出場していたが、6回表にフェルナンド・ロドニー投手の暴投を取り損ねてしまう。
捕球しようとした際に無理な体勢になってしまったのか、ボールを取り直したスズキは一旦定位置に戻るものの、足を痛めた様子を見せる。すぐにデーブ・マルティネス監督らが駆けつけて状態を確認したが、プレーは続行した。
しかし直後の6回裏、先頭打者だったスズキに代わってヘラルド・パーラ外野手が代打で登場。スズキはそのまま試合から退き、試合もナショナルズが1-4で敗れた。
離脱後にスズキは球団医療スタッフの検査を受け、その結果は良好とのこと。しかし、第4戦開始前までにMRI検査を行う可能性もあり、怪我の詳細や復帰予定についてはまだ不透明となっている。
なお、第4戦はパトリック・コービン投手が先発予定。コービンはヤン・ゴームズ捕手とバッテリーを組むことが大半で、スズキの負傷が次戦に大きく影響する事態は回避できるようだ。
今ポストシーズンはワールドシリーズ開幕までわずか1安打に終わっていたスズキだが、それまで鉄壁のブロックを誇っていた守備とともに打撃でもようやく本来の実力を発揮し始めていただけに、このまま離脱してしまうのは非常に惜しいこととなる。
ナショナルズにとっても、自身にとっても初の世界一はグラウンド上で味わいたいところだが、最後の最後に復活して優勝に導けるだろうか。ここまでシリーズ全3試合でスタメンマスクを被ったスズキの復帰に期待がかかる。