エンゼルス、主砲カルフーンとのオプション破棄か キャリアハイの本塁打も「資金は投手陣に」
2019/11/02
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新監督就任でMLB公式「このオフシーズンは極めて重要」
ロサンゼルス・エンゼルスが、コール・カルフーン外野手との契約オプションを破棄する可能性があることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が1日(日本時間2日)、伝えている。
32歳のカルフーンは、メジャー8年目の今季152試合に出場し、打率.232ながらキャリアハイの33本塁打、キャリア2番目に多い74打点と活躍。ブラッド・オースマス前監督も「彼は傑出している。(左打者として)左腕から多くの本塁打(シーズン終了時で10本)を打っていて、スラッガーという観点からも素晴らしい」と称賛するほどで、守備でも強肩と球際の強さで数々の好プレーを見せ貢献した。
しかし同サイトは、2010年にドラフト8巡目で指名されて以来エンゼルス一筋10年のカルフーンについて「球団にとってオフシーズンの早い段階で重要となる決定は、カルフーンの1年1400万ドル(約15億円)のオプションを選択するかどうかだ。(中略)球団は、その選択を拒否し、その資金を投手陣に費やす可能性が高い」とオプションを破棄する可能性に言及した。
ワールドシリーズ終了後5日以内にその決定をしなければならず、11日4日(同5日)に迫る期限を前に、チームは大きな選択を迫られている。
エンゼルスは10月17日(18日)に新監督としてジョー・マッドン氏の就任を発表。同サイトは、「来季2014年以来のポストシーズン進出を目指すエンゼルスにとって、このオフシーズンは極めて重要なものになる」と断言している。10月31日(同11月1日)には今季先発と救援で37登板を果たし4勝を挙げたトレバー・ケイヒル投手がフリーエージェント(FA)となっており、主砲との契約の行方と投手陣の補強が注目される。