MVP、サイヤング賞、新人王… MLB各賞の最終候補者が発表、“常連”トラウトら猛者集う
2019/11/05
Getty Images
シャーザーは4度目受賞なるか
今季のMVP、サイ・ヤング賞、最優秀新人賞(新人王)、最優秀監督賞の最終候補者がそれぞれ発表された。米公式サイト『MLB.com』が4日(日本時間5日)、伝えている。
11月となりオフシーズンに突入したメジャーリーグでは、今年も賞レースに注目が集まっている。MVPやサイ・ヤング賞など、選手や監督にとっては最高の名誉となる各賞の最終候補者が発表された。
候補者は以下の通り。
■MVP
ア・リーグ
マイク・トラウト(エンゼルス 打率.291、45本塁打、104打点、11盗塁)
マーカス・セミエン(アスレチックス 打率.285、33本塁打、92打点、10盗塁)
アレックス・ブレグマン(アストロズ 打率.296、41本塁打、112打点、5盗塁)
ナ・リーグ
コディ・ベリンジャー(ドジャース 打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁)
アンソニー・レンドーン(ナショナルズ 打率.319、34本塁打、126打点、5盗塁)
クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ 打率.329、44本塁打、97打点、30盗塁)
■サイ・ヤング賞
ア・リーグ
ゲリット・コール(アストロズ 20勝5敗、防御率2.50、326奪三振)
チャーリー・モートン(レイズ 16勝6敗、防御率3.05、240奪三振)
ジャスティン・バーランダー(アストロズ 21勝6敗、防御率2.58、300奪三振)
ナ・リーグ
ジェイコブ・デグロム(メッツ 11勝8敗、防御率2.43、255奪三振)
柳賢振(ドジャース 14勝5敗、防御率2.32、163奪三振)
マックス・シャーザー(ナショナルズ 11勝7敗、防御率2.92、243奪三振)
■最優秀新人賞
ア・リーグ
ヨーダン・アルバレス(アストロズ 打率.313、27本塁打、78打点、0盗塁)
ブランドン・ロウ(レイズ 打率.270、17本塁打、51打点、5盗塁)
ジョン・ミーンズ(オリオールズ 12勝11敗、防御率3.60、121奪三振)
ナ・リーグ
ピーター・アロンゾ(メッツ 打率.260、53本塁打、120打点、1盗塁)
マイク・ソロカ(ブレーブス 13勝4敗、防御率2.68、142奪三振)
フェルナンド・タティスJr.(パドレス 打率.317、22本塁打、53打点、16盗塁)
■最優秀監督賞
ア・リーグ
ロッコ・バルデリ(ツインズ 101勝61敗)
アーロン・ブーン(ヤンキース 103勝59敗)
ケビン・キャッシュ(レイズ 96勝66敗)
ナ・リーグ
クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ 89勝73敗)
マイク・シルト(カージナルス 91勝71敗)
ブライアン・スニッカー(ブレーブス 97勝65敗)
MVP候補はア・リーグが全員西地区の選手といった状況に。トラウトはもはや常連となりつつあるが、その一方でセミエンやブレグマンらが大ブレイクした。また、両リーグともに最終候補者全員が20代となっている。サイ・ヤング賞候補では、ナ・リーグのデグロムが2年連続での受賞の可能性があり、こちらからも目が離せない。
最優秀新人賞では若く優秀な選手が候補入りしたものの、ア・リーグは彗星の如く現れたアルバレス、ナ・リーグは本塁打王&新人最多本塁打記録(53本)を打ち立てたアロンゾが際立っており、賞を射止めるのはほぼ確実だろう。最優秀監督賞もチームの躍進を導いた名将が揃っている。