レッズ、今季19発&1試合3発強打者をマイナー降格 巻き返しへ向けレギュラー競争は激化へ
2019/11/06
Getty Images
シンシナティ・レッズは5日(日本時間6日)、デレク・ディートリック内野手を40人ロースターから外し、マイナーへの降格を決めた。今季19本塁打を誇る強打者だが、後半戦の不調が響いてシーズン成績は振るわなかった。公式サイト『MLB.com』が同日、伝えた。
ディートリックは2013年にマイアミ・マーリンズでメジャーデビュー。初年度から9本塁打を放ち才能の片鱗を見せ、2016年にはレギュラーに定着した。正二塁手として、低迷するチームをけん引した。
今季からはレッズに移籍すると、113試合出場、打率.187、19本塁打、43打点、OPS(出塁率+長打率).790の数字だった。前半戦は絶好調で18本を量産。『MLB.com』によれば、レッズ史上4人目の100打席までに10本塁打を放った選手となった。また、5月28日(同29日)のピッツバーグ・パイレーツ戦では、1試合に3本塁打を放つ活躍を見せた。
しかし、オールスターゲーム以降は不振に陥り、後半戦の成績は打率.071、1本塁打に終わっていた。この状態を受け、レッズはディートリックをメジャーのロースター40人枠から外し、3Aマイナーへの降格を決めた。
レッズは今季、75勝87敗でナショナル・リーグ中地区4位。首位まで16ゲーム差の大差で、優勝には遠く及ばなかった。巻き返しを図る来季へ、新たな救世主は現れるのだろうか。