今季の各ポジション最強打者たちが集結! 2019年MLBシルバースラッガー賞発表【ア・リーグ編】
2019/11/08
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MLBは7日(日本時間8日)、今季のシルバースラッガー賞受賞者を発表した。各ポジションごとの最強打者を表彰する賞で、今季も豪華な顔ぶれがそろった。同日、『MLB.com』が伝えた。今回はアメリカン・リーグの受賞選手を紹介する。
【捕手】ミッチ・ガーバー捕手 ミネソタ・ツインズ
93試合 打率.273 31本塁打 67打点 OPS.995
デビュー3年目は、わずか311打席で31本塁打。驚異の数字でチームの年間本塁打300超えに大きく貢献した。昨季の302打席での7本塁打から、長打力が一気に開花する充実のシーズンとなった。
【一塁手】カルロス・サンタナ内野手 クリーブランド・インディアンス
158試合 打率.281 34本塁打 93打点 OPS.911
メジャー10年目にして、打率、安打、打点で自身最高の数字を残した。34本塁打もキャリアハイに並ぶ数字だった。すでに実績十分ながら、打者として脂の乗った最盛期を迎えている。
【二塁手】D.J.ラメイヒュー内野手 ニューヨーク・ヤンキース
145試合 打率.327 26本塁打 102打点 OPS.893
守備の名手は打撃でも大きな貢献。コロラド・ロッキーズから移籍した初年度は、故障者が続出したヤンキースを攻守で支え続けた。打率はリーグ2位の好成績で、来季は二塁手としてフル出場が期待される。
【三塁手】アレックス・ブレグマン内野手 ヒューストン・アストロズ
156試合 打率.296 41本塁打 112打点 OPS1.015
若き大砲は今季も充実のシーズンでMVPの最終候補にも入った。わずか4年目にして通算本塁打は99。昨季より三振を12個減らしながら、四球を20個増やし、大打者への進化が止まらない。
【遊撃手】ザンダー・ボガーツ内野手 ボストン・レッドソックス
155試合 打率.309 33本塁打 117打点 OPS.939
ポストシーズン進出こそ逃したが、ボガーツ自身は充実のシーズンだった。自身初の30本塁打超えに、2度目の100打点達成で、チームの主軸として役割を果たした。名門の顔として、今後の活躍も期待される。
【外野手】ジョージ・スプリンガー外野手 ヒューストン・アストロズ
122試合 打率.292 39本塁打 96打点 OPS.974
アストロズ最強打線の「核弾頭」スプリンガーは、故障により出場機会こそ減ったものの好成績。キャリア6年間で3番目に少ない打席数ながら、過去29本が最高だった本塁打は39本と激増した。
【外野手】ムーキー・ベッツ外野手 ボストン・レッドソックス
150試合 打率.295 29本塁打 80打点 OPS.915
苦しむチームを攻守で引っ張り続けたベッツが受賞。全体的に昨季よりはやや数字を落としたが、97四球はキャリアハイ。2年目から続く40二塁打以上は5年連続の達成で、最強の中距離打者と言えそうだ。
【外野手】マイク・トラウト外野手 ロサンゼルス・エンゼルス
134試合 打率.291 45本塁打 104打点 OPS1.083
ブレグマンと争うMVP候補は、シーズン序盤から圧巻の勢いで本塁打を量産。2015年の41本を抜いてキャリアハイを達成した。また、9年間の通算OPSを1に乗せるなど、圧巻の成績を残した。
【指名打者】ネルソン・クルーズ内野手 ミネソタ・ツインズ
120試合 打率.311 41本塁打 108打点 OPS1.031
15年目、39歳のベテランが絶好調の1年を送った。年齢による衰えを感じさせない成績で、自身初のOPS1超え。長打率.639は圧巻の一言で、ツインズの重量打線の中心としてチームをけん引した。